IPCCから世界気温の見通しが発表された。
残念ながら筆者にはSDGsに関わる「温室効果ガス」という意味が理解できない。多分、主に二酸化炭素CO2の事ではなかろうかと思う。さらに、驚いた事に牛の吐き出すゲップが温暖化に関わるようなテレビニュースの話があった。
『気温』で平均値とはどの様な測定法に依る値(定義値)かを知らない。地球温暖化は今年の連日の35度を超える状況は既に異常である。
科学者の発する論理に大きな疑問がある。日々の豪雨災害や森林火災を目にして、気温だけの判断で未来の環境を予測できると考えているのだろうか?
地球環境における『エネルギー』の消費総量を評価せずには、未来への的確な評価は出来ないと考える。
地球の熱エネルギーは、人間の経済活動による消費エネルギーがその主体を成している。『クーラー』も地球への熱発生源としての『エネルギー』消費設備である。地球上での、その熱エネルギーの年間の総発生量が幾らで、その発生源が何か、更にその発生の技術的分野別比較の総合的評価が欠かせない。科学技術の総体的認識眼が無ければ、SDGsの目標を確定することは困難である。
熱エネルギーの評価で、地球環境を評価するに、北極・南極の永久凍土の年間減少総量の算定が不可欠である。発生熱量をその氷が身を削って地球環境の過熱化を少しでも補っているのである。消費燃料の総量、核燃料の消費による発生熱エネルギー量など総合的評価が科学者全体の総力で成されなければ、一部の科学的知見など全く信用できないのだ。気温の影響がどれ程かを理解できる科学的知見には成っていない。
海の温度がどれ程大きな地球環境に影響を及ぼしているかが分かっていない。海の温度が、水蒸気の発生量に影響しており、豪雨災害の主原因になっているのだ。その水蒸気が地上で雨となり、水蒸気の保有していた「熱エネルギー」が地球の気中の高温化となり、フェーン現象の基になっているのだ。フェーン現象の熱が山火事の発生源であるかも知れない。原子力発電が温暖化の『温室効果ガス』発生の抑制になるなどの妄言が発せられている。業界ごとの科学的業界解釈が地球環境を破滅に導いている事を知って欲しい。
物理学理論に、空間の『エネルギー』の実在認識が無い科学理論を市民が理解しなければならないのだ。市民の科学認識が問われている。水素発電や燃料電池自動車も二酸化炭素は発生しないが、大量になれば水蒸気の発生源として環境に影響を及ぼす。さらに電気自動車も同じくその発電エネルギーは発電所の熱効率の問題を考慮しなければ科学的総合知見としての評価は難しい。それらがすべて、未来への姿を予見するに足る科学的知見でなければならない。