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日本語に愛をー憲法と日本人ー

愛国心をと言う言葉が政治用語の如く唱えられる。日本の国を愛せよという意味より、政治権力の意向に従う国民になれという意味に聞こえる。人がその思想・信条および意思を伝え、人の意見を謙虚に聞こうとすれば、そこに表現された言語の意味を素直に理解するように心がけるのが、国を愛する大事な面を成すであろう。外国語に疎い自分には、言語活動で意見を表明するには日本語しかない。言語能力にそれ程自信は無いが、最近頓に気掛かりの日本語の文章がある。

第九条第九条

誰でも分かるであろう。日本語の代表的な文章で、しかも日本人が守らなければならない日本人としての生き方を世界に表明した『日本国憲法』の条文である。これはとても良く意味が伝わる日本語としての名文と思う。簡潔で伝える内容が解り易い。憲法の文章を理解し、その意味に従う生活が大事な愛国心の基本となるのじゃなかろうか。

さて翻って、今日本の政治の方向を決めようというとても気掛かりな、国権の最高機関・国会で意味の分からない法律が審議されている。日本語を愛する一人として、考える。日本国憲法の第二章戦争の放棄として特別に規定された第九条の日本語の文章である。政治は解り易くなければならない。政治に携わる者には、第九十九条でその憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。と決められている。武力を行使できるという意味がどの文面から読み取れるのか全く理解できない。日本語の意味を理解出来なくなれば、日本と言う国と日本人の根本が理解できなくなり、日本が存在できなくなる。それは日本の品格に関わる。