(2023/05/29).
はじめに。 オーロラの現象は、おそらく極地の寒気で寒いときに発生するだろう。原因の一つ。それは地球表面を地球の回転方向へ流れる『エネルギー』がある。それが地磁気の物理的原因である。コンパスが北を向く原因は地表面のエネルギー流とコンパスの軸性エネルギー流との近接作用力が原因である。又地表面には水蒸気も流れている。極地が冷気に包まれると、空気中の水蒸気が凍り、軸性エネルギー流の磁気と気体中に残された熱エネルギーが飽和し、光放射現象を起こす。要するに光放射は『エネルギー』の貯蔵限界を越えた結果の発光現象である。〈雷〉が水蒸気の空間放射熱エネルギーの飽和限界での発光現象によって引き起こされる熱(エネルギー)の飽和爆発である。オーロラもそれに似た空間飽和熱エネルギーによって起きる連続的な光放射現象と見做す。オーロラも雷に似た熱エネルギーの光エネルギー変換現象と見做す。初めにオーロラの物理的現象の解釈を示した。
オーロラと電磁界 を昨日投稿した。オーロラそのものが、自然現象の一つの代表的な神秘に思える不思議である。この様な不思議は、物理学理論の解釈理論の研究対象に成る。天空に繰り広げられる素敵な天然色の饗宴であるから。
この図は次の記事で載せたものだ。また不可解な事に、この図がブログのメディアから消え去っている事である。改めて原図を探し出して載せた。
前に、オーロラの正体は? (2013/04/13) にも記事を投稿していた。
遠くの宇宙の天体現象とは少し異なるかもしれない。地球極地の天空に繰り広げられる現象である。しかし、土星や木星にも起こるもののようだ。その現象をどの様な物理現象として解釈するかはとても大切な問題と思う。その意味は、科学技術での研究は具体的な実状として、その実用上の結果が明確に表れるから、評価は明らかである。しかし、物理学理論においては、様々な解釈理論が提唱されるが、その真偽は極めて曖昧である。
物理学理論と自然現象の解釈理論で、多くの場合で、その理論が曖昧な論理性の上に構築された場合がとても多くあるように思える。それは自然世界に、決して存在しない『電荷』が物理学理論の根幹概念として、現代の科学論の科学常識となった事に原因の多くがあるように思う。その『電荷』が科学研究者によって創造された結果、社会的混乱として未来の不安を醸し出してしまった。それはまた、その根源が空間に実在する『エネルギー』と言う物理量を認識できない科学理論の世界を構築してしまった点である。
『エネルギー』とは何か? その意味を考えずに今日に至った不可解が厳然と目の前の障壁となっている。
このオーロラと言う現象は、その『エネルギー』と言う物理量を考えるに好適な自然現象と思った。
バートランド・ラッセル卿が指摘した。世界の物理量は『エネルギー』に集約されるだろう。と指摘された事を#末尾文献#で知った。それは、筆者が考えることと同じである。このブログで、科学理論の意味を考えた初めで、エネルギー(energy)とは? (2011/09/07)の記事 がある。
オーロラの魅力はその天空で繰り広げられる、カーテン状の光輝く様子である。極地上空に、どの様な理屈でレース状の地球回転軸を取り巻くような光放射膜を発生させるかの訳が示されなければならない。太陽風が原因で、地球回転軸に対称な帯状の光気膜が出来るだろうか。
先ず、光の発生原因が何か?その前に、光とはどの様な物理現象の結果として発生するのか。光とは、その空間像がどの様な物理実体なのか。光には振動する物理的実体など何もないのだ。『振動数』は光の検出法上の科学的計測法に伴って捉えられる、その機械的な評価法の数値でしかないのだ。決して横波で振動する実体など何もないのだ。空間に分布した、『エネルギー』の密度波の光速度の進行方向への流れでしかないのだ。
『エネルギー』は空間を伝播する。理論物理学が専門の研究者に、せめて電気回路の現象を考えて欲しいのだ。そこでは『電子』などは全く不要の概念なのだ。少し古い記事、電線路は『エネルギー』が主役のLC舞台だ (2017/01/07) および昨年の、新電気回路理論 (2022/09/01) をその意味で挙げておく。
Wikipedia には、『エネルギー』とは物体が仕事をする能力の事である。等と解釈が示されている。また、温度とはエネルギーが自然に移動していく方向を示す指標である。等との解説が示されている。気体分子運動論などで解釈する温度ではない筈だ。温度も『エネルギー』が空間構造の内部に貯蔵された『エネルギー』の光と異なった形態の『熱エネルギー』の量的評価概念である。残念ながら、Wikipedia のような解釈では空間に実在する『エネルギー』の物理量を認識できる筈はない。それは電気回路現象から『エネルギー』の意味が解る筈だ。
#文献#:質量の概念 マックス・ヤンマー 著。大槻義彦ほか訳。講談社。