学術理論と専門家

(2023/05/26).

 筆者は、どう考えても科学研究に関わる所謂専門家には程遠い存在かも知れない。ただ電気回路現象については、専門家が本当に如何なる深い認識を持っておられるかは分からない。『電荷』が自然世界に実在すると考えて居られ、『静電界』と言う定義空間に『磁界』は存在しないと解釈されている限りは、その方は電気回路現象にもう少し疑問を持って頂ければと思いたいのだ。しかし乍ら、その解釈が現在の学校教育の教科書の指導内容になってもいる訳で、その教科書を信じている限りの研究者は、専門家である筈だ。実はそこが、残念ながら?。と言う事なんだ。筆者はほゞ今までは、殆どの研究者と異なる認識にある事になる、だから当然の論理として専門家の仲間には入れないだろうという意味だ。

 昨日とても愉快な経験をさせて頂いた。それはPCで情報空間に、AI空間かも知れないが、『静電界中に磁界が存在する現象の理由は何ですか?』と質問をした。
 すぐさま回答が届く。そこには、『静電界には磁界は存在しません。電界と磁界はそれぞれ別の現象です。』と教科書通りの御回答が示された。それは教科書の原本となる世界の科学者の学説が、その原因となる学説である訳だから当然である。

 おそらく物理学の専門家は、電気磁気学の専門家は電気現象で自分の信じる、あるいは信奉する電気現象の解釈理論と異なる現象は不都合な事象である為、無視するか否定し続ける態度をとるのであろう。それでこそ所謂、専門家集団の学説保護集団員としての役割を担う事で貢献できるからであろうと考えたい。殆どの研究者は、指導者に逆らって、学説の理論に否定的な考えを唱えたら、その専門家組織内では研究をすることはできくなるだろう。その意味で、科学理論はとても保守的で、少しも論理が優先する革新的な研究者組織であるとは思えないのだ。

 だから、コンデンサの電極板内の空間に『静電界』と言う電場を発生させた時、即ち電極板に一定電圧の直流電圧を掛けた時、その電極板内の空間に『磁界』が発生する等とは決して考えないのだ。どんなに、その実験結果が『静電界』の中に『磁界』が発生している実験結果が示されようと、それを集団的専門家の学説を否定するような科学的実験結果であるが故に、決してその実験結果を進んで認めようと言う意識は起きないだろう。

 『静電界内に磁界が存在する』と言う実験結果を認めたら、『電荷』の物理学的概念の基本が崩壊することになるのだ。その『静電界内には磁界が存在する』と言う実験結果がどれ程の科学理論の根本に影響を与えるかは、並大抵の社会的混乱では済まない『爆弾』を抱えた途轍もない事態に直面する事になる予測に、耐えられない筈だ。理科の教科書を今のまま放置できないからだ。『電荷』を否定して、その概念のない教科書および学習指導要領を創れないからだ。

 物理学の専門家は、新世界への扉ーコンデンサの磁界ー (2011/02/20) を決して認めたくない筈だ。しかしその態度が、物理学の専門理論が、その未来への希望を失い、学生に魅力を感じさせられない現状なのだと思う。空間の『エネルギー』の認識ができない現状が物理学の致命的な点だ。

科学理論で最も理解できない学説がある。その理屈が理解できないからだ。それは、『遠隔作用力』の理屈が理解できないのだ。その代表が、〈万有引力説〉だ。同じくその系列となる「クーロンの法則」もある。万有引力説は確かに重力の論理的解釈法としてとても都合が良い。しかし、万有引力は、その力の原因が『質量』同士の間に生じると言う原理に依っている訳であろう。本当に『質量』が互いに引力を生むと言うのだろうか?その理屈が理解できないのだ。その原因が信じられないのだ。

 力で、確信できる現象が有る。それはマグネット間の『磁力』である。そのマグネットを近付ければ、近付ける程、強い力の引力となる。その解釈にも、現代物理学は理屈で納得できる解釈を示せないのだ。『磁場』とはどの様な現象の場か?自然世界に存在もしない『磁束』で磁場を解釈している限りは、その現象を捉え切れない筈だ。磁束が繋がり、近付く程力が強く成る訳は何故か?と言う問いに答えられないのだ。『磁場』とは決して磁束でなど解釈できないのだ。『磁界』とは、仮想概念の磁束に対して直交した方向に流れる『エネルギー』の軸性回転流なのだ。N極に向いて、時計方向に磁極の周辺を回転する方向に流れる『エネルギー』の姿なのだ。Axial energy flow と言える『エネルギー』の軸性の流れなのだ。

 この磁気的なエネルギー回転流が近接作用力として自然世界を支配している原理だ。地球表面にはそこを東方向に回転するエネルギー流がある。それが地磁気現象の意味だ。北極、南極のそのエネルギー回転流が「オーロラ」の発生原因である。しかもその『エネルギー』の回転流が何処に繋がるかは大きな、とても重要な統合の力の原因となっていると解釈する。太陽系は如何なる統一体としての天体系を成すか?の疑問が心から離れないのだ。

 原子間、分子結合等の結合力は、その原因として考えられる力は、やはり『磁気的エネルギー回転流』しかなかろう。

 等とトンデモナイ疑問と解釈の思いが頭の中を遠い過去から呼び付けてくる。
 

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