(2023/03/21).
光が伝播媒体間の境界面で屈折する事は誰もが知っている。その光の基本的特性を知っている事はとても大切な知識だ。その事実が光の物理学理論として重要である。
しかしその事実を知るだけで、光の屈折の自然現象としての物理的認識として十分だろうか。『何故』光は屈折するかの理屈が分かって居ると言えるだろうか。
カメラはそのレンズでの光の屈折現象を十分理解しているから、高精度のカメラが実用技術製品として活躍しているのだ。
空間定数とエネルギー伝播現象 (2019/09/14) 。
光は空間媒体でその速度が変る。だから、その為屈折すると解説される。
それでは、光は何故空間媒体によってその速度が変るのだろうか。
光のどの様な特性が伝播媒体での速度を変える原因なのだろうか?
その理由に、光は波動だからとか、波動は電界と磁界で解釈されるものだからと解説される。
それで、光の速度が変る原因の説明に成っているだろうか。
結局何が原因なのか、屈折する理屈が示せない。そこに本当の自然現象を深く認識し、理解する『考える』姿勢が欠けているのだ。物理学理論として、自然現象を深くその本質に迫る得度に成って居ないのだ。
光の特性を知っていれば、その特性を利用する科学技術は完成する。電気回路で、『電圧』と『電流』という素敵な科学技術概念を獲得出来た。その測定器も完成した。その科学技術概念で、電気回路の実用化は完璧になった。光の屈折現象の科学技術的理解によって、カメラは完成した。電圧と電流概念によって電気回路の実用化は完成した。
科学技術理論は自然現象の利用技術として高度な完成を実現した。生活の利益と言う視点で、自然現象を利用する事だけに目的化した科学理論は、真の自然を理解した安全な、人の生存のための地球環境と言う意識から反れた現実に向かう事に気付かない。
昨年の秋は、とうとう日本の秋の風景、アキアカネが飛び交う青空が消えてしまった。生きるに、厳しい労働環境に、『アキアカネ』を意識する事さえ忘れた生活。地球温暖化ガスに意識が特化された科学論が蔓延る現実。その為、『原子力発電』等の海水加熱化技術装置の意味さえ無視した、総エネルギーの過大消費生活が海水温度上昇を来している科学技術的認識さえ欠落してしまう。『秋サンマ』も遠い過去の食生活、お正月の年越しの美味しい、豊富な『鮭』の味も味わえない異常な海水温度の環境に支配されてしまった。『温暖化ガス』等と言っている科学論に支配された海水温度上昇に基づく地球過熱の生活環境破壊を意識しないようにする、いびつな科学論の常識と言う意識環境に支配されてしまう。
自然現象を理解するには、現在の物理学理論は余りにも経済的利益追求に偏り過ぎた、矛盾に満ちた姿を構築してしまったのだ。
光が何故屈折するか❓
そんな基礎的な現象さえ、その訳を解説できないのだ。『何故か❓』という基礎的な考える意識から、『学説』を記憶して知識を増やす学習制度化社会になったようだ。
空間の『エネルギー』を意識できないのが根本的な問題なのだ。それは科学的測定法で検出できない物理量だから。光の空間像の認識が出来ないからだ。光の振動数等と言って分かったと思っている限り、光の屈折現象を理解することはできない筈だ。
光とは何か❓ それを問いながら来た。光の正体 (2018/01/25) 。軸性光量子像 (2019/11/11) 。光とは何か?₋光量子像‐ (2012/01/16) 。
光の空間像を『エネルギー』の空間分布形状として捉えてきた。光が『エネルギー』の流れとすれば、前の記事、エネルギーの分類の『布団乾し』の意味も、熱エネルギーの空間像も光との違いとして理解できる筈だ。