(2023/03/09).
一体誰がこんな科学論を世界の歴史に残したのか。『力』の理屈(理屈のない現象解釈法でしかない)がどこにも無い。電荷間、質量間そして磁束間にどのような力の理屈があるか。
原子構造論はじめ、共有結合分子論、そんな現代物理学理論の根拠概念全てが『考えない』科学者の生み出した結果である。全てが矛盾に満ちた、論理性の欠落した論法に彩られてしまった。
筆者は全く世界の片隅にも、科学論で研究者らしき業績一つも残してはいない。ただ、「人生意気に感じて」と言う言葉を新津工業高等学校の宮部校長先生から聞いた。また、長岡技術科学大学の斎藤学長先生から、「創造とは、深く身に創を負う事で生れる」を聞いた。
ここ迄、世界の現代科学理論の華やかな過去に否定的な感覚を得るに至った原因には、やはり先行きの見えない不安との異常な生活での自己確認の戦いがあったからとしか考えられない。
最初の第一歩は、1970年の『アンペアの法則』への疑念であった。『ファラディーの法則』は磁束と電圧の関係を表現している。それらの具体的技術論が『ロイヤーのインバーター』である。そこでは『磁束』は全く『電流』には無関係である。何故誰もその現象に、電気理論との違和感を抱かないのか。
決して高度な実験によって到達した自然認識ではない。多くの科学論や法則の間の整合性を確認するだけで、
そこに疑念が生まれ、その疑問を解くべき理屈を捜して来ただけのように思う。
1986年8月、無限長直線電流の空間現象の姿を空想していた。そこにどの様な電荷の流れを描けば己が満足できるか❓電荷の機能を考えていた。結局電荷の納得できる意味が見えなかった。
その10月から、高電圧発生電源での『静電界内の磁界検出実験』が始まった。
ただ、当時何故静電界内に磁界が存在すると感覚的に感じたか、その訳を今思いだそうとしてもハッキリと思い出せないのだ。全く疑問も感じないで、『磁界』が在って当たり前のように、『磁界』の検出の実験を始めていた。
ただ一つ、その訳を捜せば、研ぎ澄まされた感覚にあった。9月1日の『飲み物』への命への危険を感じた事件があった。そこに、高等学校での、すべて鋸、金槌、旋盤そして半田付けの工作での静止電力変換回路実験での『エネルギー』の感覚的実在性認識が基礎に成っていた筈だ。更に初めての電気磁気学の講義で、空間の『エネルギー』の存在感が強くなった。
?科学界の妖怪『電荷』? 自然世界に存在しない『電荷』が科学理論の根幹を支えている。『電子』と言う負電荷の支配する科学理論の世界。何故そんな科学論の矛盾した曖昧な世界が科学者の信じる認識となったのか。
誠に科学的と言えない図です。空間に一つの電荷Q「C] が有るとした。すると、電気磁気学理論では、その周りに電界が生じることになる。電界の単位は[V/m] である。周辺の空間点pに単位長さ当たりに電圧 [V] が生じるという事だ。従って、その空間の電界Eをある長さの積分を採れば、空間の電圧が算定される。一方、電気回路でコンデンサの電圧はその電極板のプラスとマイナスの電極板に等量の『電荷』+Qと-Qの電荷で解釈する。空間の一つの電荷で電圧が定義できるなら、コンデンサも片方の電荷だけで定義できなければならない筈だ。コンデンサと言う電気回路要素は、本当は負極側だけに『エネルギー』が貯蔵された状態なのだ。『電荷』等無関係の現象なのだが。電気磁気学理論は困ったことに、両電極の電荷で解釈する。それは間違いなのだが。本当は、教科書が間違っているだけでしかない。
次にこれ又全く不可解なる技術概念、『電流』の物理的意味なのだ。電線の中を『電子』が流れている等と言う間違いが教育されている。誠に未来の教育が暗い事だ。電流の定義概念は、『電荷』の時間微分で解釈して良かろう。この電荷 Q[C] の時間微分と言う数学式の表現内容を考えてみよう。実際は電線の中など何も流れていないのだが、電気理論では『電流』と言う概念で『電荷』が流れている事に成っている。やはり、この『電荷』が流れると言う『電流』の概念が極めて矛盾した、理屈にならないものなのだ。もともと貴重な科学技術概念のオームの法則では電線の『電流』は電源から負荷までの間の何処の電線でも同じ値と解釈する。しかし、電気現象は幾ら近くても光速度以上に流れる同時性は許されないのだ。実際は電線で囲まれた電線路間の空間を『エネルギー』が流れる現象なのだ。電線路間の空間を電磁波(『エネルギー』)が伝送される現象なのだ。
原子構造論。
この図も誠にお粗末で🙇。原子力発電での核燃料が ウラン235 である。原子番号が92番で、原子核に陽子pが92個、中性子nが143個がある。その核の周りを電子e が92個回っている事に成っているようだ。最外殻の電子は核から相当離れ、他の電子の負電荷に遮られて中々核の正電荷との結び付の力は困難と思う。しかしそれでも人は意に介さずクーロン力で満足しているようだ。本当は自然世界に『電荷』など存在しないのだから、原子構造論から物理学理論は構築し直さなければならないのだ。
『電荷』間の力。
過去の記事を挙げておく。
電子の知覚機能と科学理論の論理性 (2022/01/20) 。電荷Q[C]とは何だ❕ (2021/05/19) 。不可解な電荷 (2019/5/26) 。等。