回路要素『抵抗』と超電導現象

(2023/02/09).

 超電導現象と呼ばれる電気回路の特別な状態が確認されている。それは、回路環境条件が極低温度状態で起こる現象である。

 何を以って、超電導と定義したのか? それでは普通の電気回路の電導とは『何』が『何処』を導通すると考えての事か?

 何故、電気回路の導線内を『電荷』や『電子』が導通できる訳が無いと認識できないのか。

 そんな意味も理解できないで、超電導現象などと特別の自然現象であるかのような、理屈の通らない科学理論が唱えられるのだろうか?論理性のない科学理論が横行する科学技術論の学術世界は、教育と言う子供達に対して行う大人、科学者の社会的責任をどの様に執る心算か。

 超電導現象は電線路で『エネルギー』損失が無い、その訳を超電導研究者などの専門家は金属導体内を『電子』が伝導する物理学理論に論拠を置いている筈だ。しかし、その専門家は『電子』がどの様に電気回路負荷に『エネルギー』を伝送するかの物理現象を解説できない筈だ。電線路のジュール損失即ち『抵抗損』と言う『エネルギー』損失が無いと言う電磁気現象の画期的な利点を、科学技術に役立てる事の可能性をその研究の眼目としている筈だ。その『抵抗損』がどの様な物理現象かを明確に理解して初めて唱えられる科学論になる筈だ。だから、懐中電灯の『負荷』は純抵抗負荷である。調理用の電熱器もその負荷特性は純抵抗負荷である。その抵抗は抵抗損を利用する製品だ。その『抵抗』と言う電気回路要素は電気回路で供給する『電気エネルギー』を『熱エネルギー』に変換する回路要素の機能である。そこで、『電気抵抗』はどの様な物理現象によって電線路で供給される『電気エネルギー』を『熱エネルギー』に変換する物理的原理に因るかを解説できなければならない筈だ。抵抗値と電流の二乗の積で抵抗損失電力のワット [W= J/s ] 
が消費されるなどと言う、数式で表現しても、それは『抵抗損』の自然現象としての物理的理論解析には成っていないのだ。そもそも、『電流』と言う電気技術概念さえ、その物理的意味を超電導研究者が理解しているとは考えられないのだ。『電子』が電線導体内を通る等と言う、自然現象として有り得ない解釈をする頓珍漢な専門家解釈が、科学理論の未来への混迷を増幅させているのだ。何故『電子』が電線内を通過すると、負荷抵抗に『電気エネルギー』を電源から届けて、負荷抵抗内でどのような物理現象を原因として『熱エネルギー』に変換できると言うのかを明確に解説できなければ、それは科学理論とは言えないのだ。

電池における電子の役割を問う (2018/05/24) がある。誠に申し訳ないが、科学論、現代物理学理論が何処かお笑い話に思えてしまうのだ。『電子』に魔術的機能を担わせて、科学者が考える基本を忘れてしまったようだ。

 要するに何を訴えたいかと言えば、電気回路現象で、負荷で消費する物理量は『エネルギー』である。直流であろうと交流であろうと、その電源は電気配線を通して、『エネルギー』と言う物理量を供給するのである。物理学理論で、その物理量『エネルギー』を意識しない、その『エネルギー』を『電子』でどの様に伝送するかと言う基本的な『考える』理学の基本、疑問を大切にする意識を忘れてきたのだ。そんな科学論が今まで科学常識として通用してきたのだ。これだけ科学技術の研究成果による恩恵を受けながら、みんなが何故『考える』と言う基本を無視してきたのか。高度な訳の分からない数学式に因った科学論に支配された状況から脱出して、市民が日常用語で解釈できる科学論の未来社会を構築すべきと思う。『エネルギー』と言う物理量が皆の目の前にある事を意識して欲しい。

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