(2023/02/09).
新しい電気回路理論の確立に向けて。
それには新しい物理学理論の革新が欠かせない。
電気回路理論には決して『電子』や『電荷』は無用の過去の遺物概念である事を認識する事から始めなければならない。
「超電導現象」の物理的特性の本質を理解するには、電気回路要素の『抵抗体』の物理的空間特性を理解することが欠かせない。
オームの法則により、抵抗に電流が流れれば、電熱器としての機能を発揮する技術製品に活用できる。それが科学技術理論である。しかしそれは、自然現象の原理を理解した『物理学理論』とは言えないものだ。確かに、科学技術による経済競争を制するという意味では、「これこれの現象が有る」だけを知っていれば事足りるかも知れないが。あくまでも科学技術理論なのだ。自然の世界を理解するという事は、これこれの現象を発見しただけでは事足りないのだ。その現象の奥に隠された、真理を理解しない限りは科学基礎理論の確立とはならないのだ。現在の科学理論の殆どは、それぞれの狭い専門分野の研究からの集大成として捉えられた総体を漠然と自然科学論と認識している状態だ。その結果、教育として子供達に伝えるべき、教えるべき『教育内容』には、自然科学論として極めて矛盾の混乱した内容になっているのだ。
新電気回路理論の確立に向けて思う。残念ながら、研究室が無い者の30数年に掛けた漸くの結論が見つかったかと、「超電導現象」を考えながら思う。