科学技術と基礎理論

(2023/01/22).
 最近の数年間は、コロナウイルスに翻弄される異常な生活に追い込まれた。過去にも世界的な疫病に苛まれ、何度もその危機を乗り越えてきた。過去のその様な状況は、実際に知らずに経験せずに過ごした。この目に見えない『ウイルス』と言う強敵に、如何に科学者が立ち向かい、その科学的知見によって人々の危機を救うかと言う現実の状況を目の当たりにした。如何にその科学的叡智が有能な力であるかを見せ付けられた。日々の医学関係者の解説を聞いて、成程、成程と頷きながら、専門家のお話を傾聴させて頂いた。『ワクチン』と言う極めて専門的な医学的、科学研究の成果が人々を救ってきた状況は誠に、科学技術による社会的危機対応の成果として、その現実の姿に感謝した。その医学的科学技術の研究内容を、自分のような素人は理解仕様がない程、高度な専門性に救われていたのだと改めて感謝しなければならない。
 それなのに、それ程の専門的科学技術の恩恵によって救われているにも拘らず、科学理論の基礎分野を概観すれば、余りにもお粗末ではないか。物理学理論の基礎概念が『電荷』や『電子』あるいは『磁束』、そしてそれらの概念に依存した科学理論が多くの矛盾を抱えたままである現実を、如何に解釈すれば良いのか、とてもその社会状況を観護、黙認できない思いに駆られる。
 そんな思いから、多くの方々、特に教育関係者には不快な思いをさせる、反感を抱かせるような記事ばかりを書いてきた。物理学理論批判の記事は、誠に自分の力不足での不甲斐なさを思えば、忸怩たる思いに在る。
 そんな思いからも、書いた前の記事 光電効果とは❓ がある。量子力学に齧り付いて (2013/04/22)にも関わる。
 それらの記事を書く基には、工業高等学校での実習での蛍光灯についての経験がある。
 160[MHz]の高周波の分布定数回路実験である。40ワットの直管蛍光灯を電線路の間に挿入した。すると蛍光灯のその電線路に挟まれた部分だけが明るく光るのである。当時は筆者も量子力学などの理論が在ることも知らなかった。その蛍光灯の点灯に、『おや?』とその不思議、不可解に気付いたのは相当後になっての事である。蛍光灯の点灯現象の物理学理論の原理は、蛍光灯内の水銀の蒸発時の放射紫外線が蛍光灯管の内面の蛍光物質に所謂「光電効果」にょって外郭電子の軌道変遷を生み、その電子が基の軌道に落ちる時、その軌道の『エネルギー』の差分が可視光線となると言う、蛍光物質からの可視光放射現象が起きると言うような解釈である。しかるにこの実験の現象は、とても量子力学論によるものと解釈する事を許さない結果と考える。波長が2[m] の電磁波の中で、蛍光灯が点灯するのだ。蛍光物質分子に比べることも出来ない光・電磁波の空間分布『エネルギー』に因った放射光現象である。この時の疑問が、ずーと後まで頭の中で醗酵して、他の電気理論の原理・法則における疑念とが互いに関連して、結局最後の『電荷』概念否定への確信に昇華したように思う。『静電界は磁界を伴う』の実験結果発表は、インバーターの鉄心内の『電圧時間積分』による磁束量解釈による「アンペア―の法則」原理の否定など、全ての物理学基礎概念への疑いが消せないところに追い込まれた。その後の『磁場』空間の軸性エネルギー流解釈が最終的な、あらゆる科学理論の基礎概念の変革への確信となった。

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