科学理論とは何と不可解なことか。
科学理論と言えば、世界の最も高度な論理的な叡智の結晶とも思えよう。しかしよく考えるととても不可解なんだ。
誰もが一度は手に取って、その不思議を実感しているだろう。それはマグネットだ。
マグネットには不思議にも、二つの相反する『磁極』が有ることになっている。
自然現象は人が理解できないほど不思議に満ちている。
しかし、それは自然が複雑だからではないのだ。人が自然の姿を複雑な観方で捉えているからなのだ。
何故、人がそのように複雑な観方をするかと言えば、人が複雑な意識に有るからだ。とても『欲』が深いからだ。思うように行かなければ、自分勝手に権力を使って、人殺しや破壊を平気でする、戦争を自分流に正当化する。それは人間の卑しい特性である。権力の集中を許さないように、一人一人が注意して生きる以外無いだろう。
何故、『磁極』が二つある、それがN極と S極だと解釈するのも人間の思いからだ。
それは『電荷』が二つあり+極と-極と同じような意味だ。
『電荷』も『磁荷』も本当は、二つのものなど無いのだ。人間が昔から科学論として二つで解釈する方法を取り入れただけでしかないのだ。そんなに自然が複雑な訳など無いのだ。自然とは、人が考え得ない程『純粋』なのだ。人は複雑な意識の中で生きている。己自身が精神的に複雑さを抱えているのだ。
だから自然の『純粋』さには就いて行けないのだ。
専門家が科学理論を複雑にしてきたのだ。総合的に自然世界を己の感覚の中で、違和感なく納得できる捉え方を、その努力を怠って、自分の世界の集団的、社会的勢力を強くしたい欲望がより勝って来るから止むを得ないのだ。その専門家の論理、理論が不可解で、特殊な複雑さで、素人の踏み込めない複雑な城壁を築いてきたのだ。
『磁極』も『電荷』も、そんな物は自然は持ち合わせて居ないのだ。残念ながら、人間が創り上げた妄想論なのだ。
「気象庁 地磁気観測所」の記事を見て思った。御免なさいね!