1864年に発表されたマックスウエル電磁場方程式は電気磁気学のまとめとなる理論方程式と見做されよう。
偏微分方程式で表記される電磁界の解釈論とも見做されていよう。
その空間伝播する電磁波がその方程式の解釈波形として示される。
しかし、その波形は電波の波形としては間違っている。電界と磁界が交互に、電波の進行方向に空間的に分布しているように表現される。
それは電界による変位電流によって、アンペア―の法則による磁界が発生するとの解釈に因るからである。
電波は『エネルギー』『光』の縦波伝播現象波である。空間を流れる『エネルギー』の空間密度分布を電界とも磁界とも、解釈していると観なければならないのだ。決して電界(変位電流)が磁界を作り、磁界が電界を発生させるのではないのだ。電波は空間を伝播する『エネルギー』の縦波(進行方向に光速度で伝播する波)でしかないのだ。人が、マックスウエルが、その空間分布の『エネルギー』を電界と磁界で解釈し、相互に原因と結果として捉えた解釈法で、そこが間違っていたのだ。
それが、『静電界は磁界を伴う』の実験が示した事だ。電界とか磁界という別の電気量がある訳ではないのだ。