身の周りに在るもの、それは全て『実在』という概念の範疇に入る。それは在るか無いかによって意義付けられる。
しかし、科学理論の根幹を支える一つの実在するが如くに、科学者によって唱えられてきたもの、それが『電子』だ。
世界で、『電子』以外に『負』の実体と見做されるものがあるだろうか。
物理学理論で、『電子』という物理学的実体が存在して、それが原子論の原子核周りの電子周回構造解釈はじめあらゆる自然世界の物理学的解釈の原理となっている。それが『負』の物理量だという。
『負』という存在が一世紀以上に亘って、この世界でただ一つ『電子』として、人類の解釈概念で認められてきた。
それ程の不可解❕それが科学論理の矛盾の原点だ。哲学の欠けた科学論に論理性は担保されない実例となった。
炭素結合の秘め事 (2012/04/15) で原子間の結合も原理が分からない事を書いた。