市民が分かる電気理論へ

科学理論・学術理論を一般の市民が理解するには、そこに立ちはだかる、大きな日常生活感覚から懸け離れた近寄り難い『専門』と言う障壁が聳え立っている。科学・学術理論と言う対象は広い。ここで取り上げる意味は、科学技術の具体的技術理論でなく、寧ろその基礎となる物理学理論の対象分野が其れになる。

『専門』と言う特殊性。

論理展開の論説の基本的言葉が『専門用語』によって組み立てられる。その『専門用語』は専門家集団社会での、特殊な定義に依った特殊な意味を特徴付けている概念である。そこに日常生活からは推し量れない専門家的、複雑性で飾られた内容の世界観が展開される。

その意味を『電気理論』の技術概念の中で、具体的な状況を拾い上げてみたい。

『電気理論』での専門用語を挙げれば、『電圧』、『電流』そして『電力』がその代表例となろう。これらは、誰もが知っていて、日常生活でも関りの深い用語である。宇宙論の⦅ブラックホール⦆などの途轍もない別世界の話ではない。『電圧』や『電力』等の有り触れた基本的用語でさえ、その物理的本質を捉えていなかったのだ。

『瞬時電力』の物理的意味 (2018/03/15) や瞬時電力の具象解剖 (2022/02/03) で電力の意味を考えた経緯がある。改めてその内容を見た。如何にも素人的に、具体的に、只『電力』と言う技術用語の意味する内容を、その物理的(物理学的と言う意味でなく)自然世界の現象の本質は何かと考えた跡が読み取れる。理論的な解釈は何も『専門用語』を使うばかりではなくても、日常生活で使う用語でも十分その科学理論の意味を理解できると、その内容を見て思った。寧ろ『専門用語』が何を説く概念なのかと噛み砕くことで、より深い自然世界の現象を理解できると思った。自然現象の本質を理解するには究極として、その空間に展開される『エネルギー』の意味を感覚的に捉えることであると理解した。物理学理論で、目の前の空間に実在する『エネルギー』を認識しない限りは、いつまでも抽象的な曖昧な世界の論理に惑わされ続ける事に成ると思った。その結果が『電荷』や『電子』と言うこの自然世界に存在しない概念を編み出して、科学理論を構築してきたことになったのだ。自然世界に無い物を如何にも、自然現象を理解するに欠かせない基本物理量だと決めつけて来た結果、市民が理解できない障壁構築の専門性と絶壁で理論を混乱に陥れてきた事に成る。

『エネルギー』から新電気回路理論へ。

余りにも簡単すぎる電気理論になってしまった。

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