クーロンの法則が電気物理学を支配する。
科学理論の大原則が『電荷』に支配されているからだ。
『電荷』は何処まで空間を支配できるのか。その機能は何が発揮するのか。
『電荷』 Q[C] が支配する空間領域。
『電荷』Q[C] が空間に存在するだけで、その周辺から無限の遠方まで、空間を『電界』の場に変換し、支配する事になる。
さて、『電界』とは E[V/m] の意味で定義される。空間が単位長さ 1[m] 当たり、ある値の『電圧』の掛かった場となることを意味する。ただ、その『電圧』と言う物理概念も論理的に、物理学理論では説明できない、曖昧さの不思議を引き摺っているのだ。
空間に電界が在ると、その空間場の電気的状況は、空間に『エネルギー』が存在する状況になると解釈される。その『エネルギー』は次の式での密度分布と成る筈だ。
w = ε₀ E² = (1/2)(μ₀H² + ε₀E²)[J/m³]
空間に電界が有るという事は、その空間が『エネルギー』の場であるという意味だ。ただし、透磁率μ₀[H/m]と誘電率ε₀[F/m]での解釈になる。
さて、この『電界』はただ空間に『電荷』Q[C] が有るだけで、その空間を『電界』と言う電気的歪の空間に変えるという事で、それはその空間に『エネルギー』が存在すると言う意味になる。
特に、電荷Qの近傍、 r ≒0の空間で『エネルギー』無限大となる。それは、とても大きな矛盾に思える。電界の存在は、電気回路の線間の空間と同じ『エネルギー』の場なのだ。
『電荷』が空間に存在すれば、その『電荷』がその周りの空間の無限遠まで、『エネルギー』の存在する場に変えるという意味になる。自然単位系:MHFJ で解釈すれば、『電界』とは [(J/F)^½^/m] の電磁的空間という意味だ。電界の2乗はその空間の誘電率との関係で、場の『エネルギー』の意味になるのだ。
電磁気的概念は、『エネルギー』の単位 [ ジュール J]と関りの有る次元だ。『電荷』と言う仮想概念の単位も、[(FJ)^1/2^] と解釈すれば、一応辻褄は会う。しかしそんな『電荷』はこの広い自然世界に存在などしない。昔に仮想した間違った物理概念、それが『電荷』だ。当然『電子』と言う負の『電荷』の物理量なども世界に実在しない。それは電気回路で、『エネルギー』伝送に『電子』が全く機能しないという現実からの科学的結論だ。物理学理論で、電気回路の『エネルギー』が電線路空間を伝送すると言う、その実在物理量を認識できていない現実がある。
『電荷』が自然科学の論理を魔術的解釈論にしてしまった。人々が魔術に掛かったのだ。実在する『エネルギー』を認識できない科学抽象論にしてしまった。
日本には独特の文化がある。その一つが高座で語る『落語』だろう。そんな雰囲気に似た記事に思う、『Electrons』の紋所と科学理論 (2020/04/07) ですが、御笑いください。