アンペアの法則と物理学理論

(2022/08/07)。同じような事ばかりの解説恐縮であるが、お許しください。一体日本の物理学理論の専門家は、素粒子論や宇宙論など高度な内容の研究を集団的体制で成されておられる。そのような研究をなさって居られる研究者は日々接する電気回路について、『電流』、『電圧』をどの様な意味で解釈なさって居られるのか、御意見・ご見解をご披露頂けないかとお願いしたい。そのような専門的研究内容に比べて、筆者が論じる内容は、精々高等学校の物理学の教科書の内容程度のものだ。ただ基本的視点が、自然世界に『電荷』等は実在しないと言う、申し訳ない事であるが、現代物理学理論を真っ向から否定するものである。

『アンペアの法則』について。

『アンペアの法則』が基本的な電気理論の始まりと観たい。それは1820年頃である。電流と磁気との関係を捉えた解釈法である。その当時は未だ『電流』の原因が『電子』とは認識していなかっただろう。現在、検索結果には『電流』の意味について、『電子』の逆流と言う間違いが常識的な解説に成っている。『電荷』や『電子』がこの自然世界に存在しないにも拘らず。

この『電子論』が現代物理学理論の根本的混乱の原因と成っている。それを正さずに、科学論の明るい未来は来ない。それは子供達への教育の社会的責任問題である。

ITの検索記事の殆どはこの『電子』論で埋め尽くされている。それは日本だけの傾向なのか、世界中がそのような状況なのかも知らない。記事作成者は本当に自分が書いている事を心から納得しているのだろうか。過去からの伝統的科学理論を踏襲し、その権威に盲目的に従った迎合記事でしかないのではないか。

誠に乱雑な図で申し訳ないが、次の図で『電子』が『電流』の逆流だと言う事の矛盾を解説したい。その為には『電子』の空間像をそれぞれの筆者が示す責任がある筈だ。その『電子』の空間的実像をどの様に自身で解釈しているかを。科学論は抽象空間の世界を論ずる対象ではない。具体的な目の前の空間で繰り広げられる世界の現象を論ずることだから。

電子 e が磁界発生の論理矛盾。電磁エネルギー流 δi [J/m] が電線路空間を流れて居る。それが負荷抵抗などで取り込まれて、光の電磁エネルギーが熱エネルギーとして蓄えられる。それが抵抗体の接触媒体との間の『エネルギー』平衡の差によって外部に放射される。上の図は導線の中を『電子』 e が通ると仮定したら、その『電子』によって導線近傍空間にどの様な訳で磁界が発生すると言えるのか。『電子』はその周りの離れた空間に広く磁気を伴って居ると言うのだろうか。その訳をどう説明するかを問うための参考の図である。学術論には程遠い日常生活感覚からの論説である。

『電流』は電気回路と言う19世紀に始まった物理学理論の新世界を切り開いた第一歩であった。電気回路の電気導体近傍で、磁気的現象が観測された。電線内とその近傍空間の間の「何か?」の繫がりの発見であっただろう。

その後の『電流計』の測定技術開発と「陰極線」の発見とその解釈論が結び付いた。

今、『電流』と言う貴重な科学技術の賜物によって、電気回路を自由に利用できる手法を手にしている。その『電流』とその測定技術『電流計』によって支えられている。それが科学技術と言う西洋の文明として有り難く、その恩恵に浴しているのだ。しかし『電流』と言う概念が分かり難いことも間違いないのだ。筆者も最初に疑問に思ってから、『電流は流れず』また『電子は流れず』等とも述べてきた。『電流』の単位が『電荷』の時間微分値と言う定義であれば、『電荷』が実在しない事実から当然そのように言わざるを得ない。結局、『電流』が電荷の時間微分値だと言う、その定義自体が自然世界の現象を解釈するに誤ったものであったという事だ。『電流』は優れた科学技術概念である。しかしその定義が、その単位 [A]=[C/s] と言う『電荷』の単位クーロン[C]の概念を前提にした定義が間違っていたのだ。『電荷』とその単位:クーロン [C] が間違っていたのだ。自然世界にない物『電荷』で解釈しようとした原点が間違っていたのだ。

科学理論が論理的である為に、空間に実在する『エネルギー』を認識する事。

この現代物理学理論の根本的間違いは、それは『電荷』と言う自然界に存在しない物理量を仮想した事である。その『電荷』の誤った物の代表が『電子』である。その『電荷』概念が、『電圧』と『電流』の科学技術概念との関係で考えた時、如何にその論理的矛盾が大きいかを認識する事が、未来への科学論に欠かせない条件と成っているのだ。特に子供達への教育にとって、未来の科学技術の競争的観点から最も大切な事に成るのだ。

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