(2022/06/18)。理科教育で教える『波』の意味が怪しい。そこに大きな間違いがある。検索で調べると、その波の意味が科学パラダイムとして岩盤の如く社会的に間違って、定着している。それが常識と成っている。波はエネルギー流 (2021/10/08) と筆者如きが唱えても自然の真理は伝わらないと思った。その検索内容の一つの解説記事を知った。やはり物理学理論で、空間を伝送する『エネルギー』という物理量を認識していない事に、その全ての原因があると理解した。『波』の意味を理解するには光の『エネルギー』の空間像を理解することが欠かせないだろう。
縦波と横波として、「・・媒質の振動が波の進行方向に対して平行であるものを縦波といい、垂直であるものを横波という。・・・電磁波(光を含む)は横波である。電磁波が横波であることはマクスウェルの方程式から導かれる。」と解説がある。
この解説で学習すれば、電磁波が縦波だという自然現象の真理は伝わらない。光こそ縦波なのだ。
『静電界は磁界を伴う』 ー昭和62 (1987)年4月、電気学会全国大会でー を発表した原点が決して『電界』や『磁界』という物理量が自然世界に在る訳ではないということを伝えたかったのである。空間を光速度で伝送する『エネルギー』の密度波を認識する事の大切さを発表したのだ。あれから35年ほど経ったけれども。電圧や電流は優れた科学技術によって、そのメータで測定できる。しかし、電磁波の電界や磁界の空間量は決して観測できない。一つの解釈用概念として創造したものである。それは光が空間を伝播する『エネルギー』を測定できないと同じ意味である。
その電磁界論は、空間に伝送する『エネルギー』の粗密波を『電界』と『磁界』という物理学理論の解釈手法で理解する考え方でしかないのだ。『電界』は空間の『電圧』の意味を理解することによってはじめて理解できるのである。然し乍ら、筆者も最近に成ってようやく電線路空間の電磁現象が理解できたが、その意味は未だほとんどの人は知らないだろう。
『電圧』は電線路間の単位長さ当たりの『エネルギー』の分布と『静電容量』に掛かる意味だ。『電荷』など自然世界に存在しないのだ。
科学理論は兎角数学的表現形式での抽象的な解釈理論である。その式の量の意味を設計などに実際に使えない。理論のための理論である。そこへ行くと『電圧』と『電流』、『抵抗値』は『オームの法則』として理論と測定技術量の具体的な融合を成した完璧さが嬉しい。
決して光の物理現象として、光に『振動数』というような横に振動する物理量や実体は決してないのだ。光の正体 (2018/01/25)。