日別アーカイブ: 2022年6月7日

アミノ酸と生命

(2022/06/07)。昨日テレビニュースで報じられた。小惑星りゅうぐう探査の砂分析で、有機物のアミノ酸が検出されたと。

新聞記事(新潟日報)を読ませて頂いた。その事が、生命誕生の謎を解明する大きな手掛かりとなることが期待される。と言うことらしい。誠に関係者の御期待も大きい事で、慶賀に思います。しかし、筆者にはその意味が全く理解できないのだ。素人の浅学の故かとも思うが、理解しかねる意味を記して置きたく、皆さんのご指導で批判頂ければ、少しは専門家の皆様の仰る意味が分かるかと期待しながら、幾つか述べておきたい。

〈疑問1〉『生命誕生の謎を解明する大きな手掛かり』とはどの様な意味か。今の地球上での生命活動の現状で、そこに必要なアミノ酸が宇宙から届けられたもので賄われているという意味ではなかろう。多分、過去に隕石などに因って地球上の生命活動に必要な『アミノ酸』の原型が届けられ、それを基にして『アミノ酸』の分子が特別の現象によって増加し、有り余る現状の『アミノ酸』を古代に造り貯めたとでも言う意味なのだろうか?その『アミノ酸』は植物や動物で造られるもので無いという意味か?

どうしても、現在この地球上で生命活動が営まれている現状を考えれば、地球外界から『アミノ酸』が送られて来る必要はなく、『必須アミノ酸』も『非必須アミノ酸』も十分自然の営みの中で自給されていると思う。その事が何故過去に地球上での謎と考えるのか、その意味をお教え頂ければ有り難い。地球の大きさも、最初から今程の大きさではなかった。太陽光線で巨大植物が繁茂し、その植物を糧にして、微生物や動物、巨大な恐竜が生きていた姿が想像される。その長い時代を経て、徐々に地球も大きくなった。その地球の成長の過程で、現在の化石燃料として、地下深くに、そこが地球の表面であったかと思える位置に、原油や石炭が貯蔵されたと考えたい。その時代と今の人類が営む生命活動における『アミノ酸』の科学的認識に差がある筈は無いと考える。今地球上で、『アミノ酸』がどの様に作り出されているか?その意味が分かっていない訳では無いと思うが?基本は、植物と太陽光線が基に成っている筈だ。そこに動物性たんぱく質が創られ、人が生命活動出来る自然の仕組みに成っていると感覚的に感じる。地球外界は地球の生命には無関係と思う。それぞれの星、惑星も同じく太陽光線が基に成って、生命活動で大きくなったとしか考えられない。みんな植物のような何かが関わっているのだろうと思いたい。酸素や水の痕跡がどうかはそれこそ『アミノ酸』との関係で謎と成ろう。

〈疑問2〉有機と無機 (2022/03/16) で考えた。炭素原子 [C] が含まれている事で、有機だという意味を学習して驚いた。確かに柱状節理は古代の巨樹の化石と解釈する。植物がその炭素を太陽光を受けて合成する。石炭は有機物であろう。然しダイヤモンドは、専門家によって鉱物と解釈されているようだ。炭素だけが結晶化した高純度の有機体化石と思うが違うのか?オパールもアンモナイトと言う古代生物・有機体の化石だからダイヤモンドとあまり変わらないと思う。化石と硯 (2011/09/30) に載せた硯も古代生物(何虫か分からない?)の化石化だから、有機体化石で無機鉱物ではなかろう。これらの化石を磨り潰して、分析したら『アミノ酸』が検出されるのではないか。

どう考えても、わざわざ地球外から、『アミノ酸』を持ってこなくても良かろう。その辺の土や岩石を成分分析すれば、『アミノ酸』は豊富に満ち溢れていると思う。植物が太陽光線で『アミノ酸』を、また動物がそれを食して、創り出している筈だ。

古代生物の化石体だ。有機化合物だから『アミノ酸』が基に成っているだろう。