風に乗る

風はさまざまに吹く。

昭和最後の年と言っても良かろう、昭和63(1988)年秋、電磁界理論研究会で最後の発表をして、居場所の無い処に居たら筋違いと、止む無く雲隠れした。もう電力技術部門での研究など自分には道が見えなかった。完全に電気物理学の分野への科学理論の根幹を対象として、『静電界は磁界を伴う』の発表(1987年)の研究内容を生かす未来への責任を果たす事しか思っていなかった。どんな行く先か、風に任せた旅立ちでしかなかった。今、電気回路の『エネルギー』伝播現象の結論に到達して、35年前の発表が間違っていなかったと、自己責任を果たした安堵にある。離れて死を覚悟の道でここ迄生きてきた不思議を思う。

昭和61(1986)年10月1日に『電荷』否定の思いを告げた。それまでの長く抱いて、膨らんできた電気磁気学理論の幾つかの具体的な法則等を通して、全体に整合の取れない様相を感覚的に感じていた。その最大の原因が『電荷』に在るとの疑いが強くなっていた。

ただ、一つ全く手の付けようが無かった問題がアインシュタインの「特殊相対性理論」であった。それは余りにも大きな壁で、自分が理解する手段のない途方もない課題だった。決して誰も『電荷』に疑問を呈する事が無かった中で、その『特殊相対性理論』を理解することが欠かせないと、先の道筋の見えない不安があった。右のアインシュタイン選集、全3巻を手に入れ、取り組んだ。[A1] として、運動している物体の電気力学について がある。それが『特殊相対性理論』と言われる論文である。

平成2(1990)年春は、マイケルソン・モーレーの実験の意味を解釈して、アインシュタインがその実験の意味を早とちりしたと確信した。と同時にその頃自然単位系:JHFM単位系を取りまとめた。その年の9月、磁気現象意味を探る。

右がその初めて撮った写真だ。今はその磁場の意味が電気磁気学の真髄を秘めていると知った。磁界・磁気概念の本質 (2010/11/16)。

翌平成3(1991)年1月、光の相対性論を取りまとめた。そこで、アインシュタインの『特殊相対性理論』の間違いを確信した。【光速度一定】の座標の定義が無いから。光の速度を定義する空間座標を人が知る事は出来ない。丁度光の空間分布の『エネルギー』を計れないと通じる。

電圧、電流も自然世界に実在する物理量ではない。全て『エネルギー』の人の技術的解釈法であった。

未来の教育上の子供達への嘘のない道を示す希望の緒に付けた。決して『電荷』や『電子』の自然世界に存在しない仮想概念を使わない物理学の道筋が。

電気磁気学の真髄は磁気現象の意味に隠されている。原子結合が共有結合によるとはどの様な力かを示せない筈だ。『電荷』では力は生まれない。炭素結合の秘め事 (2012/04/15)。

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