(2022/02/25)。自然世界に『電荷』など存在しない。
19世紀の終わりごろ、科学論が見えない世界に挑戦する潮流になった。その象徴的な意味が、陰極線とそのルミネセンスにあったかも知れない。
今では「陰極線」と検索すれば、その陰極線管の実験が動画で解説されている。J.J.Thomson がその陰極線を負の電荷を帯びた微粒子である事を突き止めた。その陰極線が、現在は負の『電荷』を持った『電子』である。と物理的基礎概念としての最大の科学常識として解説されている。
陰極線と真空放電。
陰極線は負の『電荷』等の『電子』の流れではない。
陰極線の光る現象に遭遇した時、本当に驚いた筈だ。これは一体何かと?そこから見えない不思議な世界へ、新しい世界への旅立ちが始まった。
少しその頃の科学研究の概要を拾ってみた。
結局『電子』の発見が原子構造論へと、現在の科学基礎論の根幹を創り上げた。
しかし、今その原子構造論がとても不可解で、信用できない事態にある。それで論理的な科学理論と言えるのかと。その疑問の原因は『電荷』への不信である。まさに陰極線と言うものに対する解釈が論理的では無かったと。どうも科学理論は、科学技術理論に対して、純物理学理論ともいえる学問・学術理論分野は何処かあやふやな怪しい内容に纏われたものに思える。その原因がやはり『電荷』にすべて根差しているようだ。
陰極線とエネルギー。
図に、陰極線管で放電現象が起きた時の様子を、その様子を緑色で示した。もう一度右に示す。陰極線管が1気圧なら放電はしない。空気は高い絶縁性に在るから。然し空気を抜き、気圧を下げると図のように放電現象と言う様子を示す。何故、気圧が下がると発光するのだろうか。『発光』現象とは何か?光が見えるという事は低気圧の気体が放射光を放っている現象だ。光はどの様な物理現象によって生じていると解釈するか?一般的な解説では、原子構造論の外殻周回の『電子』の機能として捉えられている。しかし、緑色の発光は、それは『エネルギー』の放射現象なのだ。光が『エネルギー』に無関係な電界と磁界の電磁波だ等と解釈しているような科学理論が横行している現実は即刻破棄しなければならないのだ。教育現場が何も考えないで、過去の解釈に胡坐をかいている現状は許されない筈だ。『電子』が必要なら、どの様にして『電子』が『エネルギー』を電源から運び出して、管内での放射光として『エネルギー』を供給するかを『エネルギー保存則』に従って解説できなければならない。ただ『電子』が管内を通過しただけで、光の『エネルギー』に変換する意味には成り得ない。高電圧電源はどの様な物理的意味を持っているかが分かりますか?原子の外殻周回運動の『電子』が云々の科学基礎理論の間違いを放置して居て良いのか。
大学の入試問題例:電源電圧は陰極線放電現象の光放射にどのような意味を持っているかを『エネルギー』について述べなさい。
『エネルギー』が空間を流れる意味を捉えずに物理学などと言えない筈だ。それは原子構造の、プラスの『電荷』の陽子とマイナスの『電子』の関係で解釈する前時代的・珍理論は教育で教えるべき科学理論じゃない。
『電子』仮想概念の役立たずの意味に早く気付いてほしい。
放電現象と電荷・電流概念 (2010/08/02) の記事を今日訂正した。しかし、やはり陰極管は十字電極にプラスの電圧が掛けられていた。陰極線ではプラス電極に繋がって居ない。どっちでも良かったとはまた不思議だ。