技術開発とエネルギー効率

(2022/02/16)。なんだ❓と思った。電気回路での空間伝送エネルギーの基礎論を展開しているうちに『エネルギー』のワイヤレス電力伝送方式が話題に成っている。

これからの技術開発では今までとは違った視点が欠かせない。地球環境の問題、人の生活環境の安全性の問題だ。過去にも新しい技術や物質が公害として消えていった例が多い。科学理論の基礎が重要という事は、誤った技術開発が起きないように。無意識に、危険な社会状況に進まない様な歯止めが効くためである。この様な情報化社会で、自動車社会で毎日の生活を送っていて、誠に忸怩たる思いにあり乍らではあるが。毎日が何処に生き、死んでいるのか不明のままで。

「ワイヤレス電力伝送方式」と言う話が検索に出てきた。しかも総務省が進めるような話として。

物理学理論でも『エネルギー』と言う空間伝送物理量は意識されていない筈だ。そんな重要な物理量を教育でも取り上げるだけの認識にない。『電子』が物理現象の基本物理要素であるとして捉えられている曖昧な科学基礎理論の中で。そこに、漸く電磁波が電界・磁界の意味だけでは捉えきれない事に気付いたのかも知れない。それにしても、電線路無しにどれ程の『エネルギー』が伝送出来ると考えるのだろうか。二本の導線導体で伝送空間を限定するから、放射損失を抑えて効率よく送電できるのだ。各家庭にどの様な方式で配線無しに電力を届けられるのか。ワイヤレス電力伝送などと言う途轍もない話題が持ち上がること自体が電気伝送現象が、自然現象の本質が理解されていないからだ。また、『エネルギー』は変換過程ごとに損失が増加し、総合効率が低下し、地球環境悪化の損失『エネルギー』によって地球過熱に作用する。電力消費が増加すれば、化石燃料の消費量の増加を意味し、地球温暖化を進める事に成る。それが物理学理論にない、空間の『エネルギー』の意味である。

不明による気掛かり。最近特に「電気自動車」への技術開発が進められているようだ。自動車への充電による『エネルギー』は発電電力の『エネルギー』を使うのだろう。その送電電力の『エネルギー』は『エネルギー変換効率』如何程で自動車への充電が出来るのか。原子力、石炭、重油燃焼方式などのすべてで、蒸気タービン方式では発電端で既に40%以下の効率である。熱エネルギーの60%は地球過熱に使われることを知っているのだろうか。

電気自動車1台の充電時間と充電エネルギー量[J]は如何程だろうか。その分の地球温暖化への影響は如何程の『エネルギー』量[J]か。電気自動車への総電力量供給を予測しているのか。

リニアモーター輸送には原子力発電所一つの発電電力の『エネルギー』を使わなければならない事を知っているのだろうか。

海水温度上昇で、暴風災害による生活環境の破壊、豪雨災害の増加等による未来社会に対して、技術開発への不安が付きまとう。

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