月別アーカイブ: 2021年12月

今日のダッシュボード

お読み頂いた今日の記事が載っていた。

(2022/01/26)追記。昨日は帆掛け船ー面舵取舵梶の跡ーが多く検索された。

(2022/01/18)追記。地球温暖化原因・CO2説は嘘だ(2014/07/29)。および、真髄から見る世界(2011/01/25)。

(2022/01/09)追記。エネルギー その見えざる世界 (2018/11/06)。

(2022/01/07)追記。今日は科学技術社会のエネルギーと‥ (2016/08/26)が上がる。

(2022/01/02)追記。今日は『我』とは何か?が挙がった。

自分でも面白いと思った過去の記事だ。不立文字などの意味が。

和の趣(2018年報告)。電磁界と空間エネルギー落ち穂拾いに『定抵抗回路』

相棒が消えた

儂は若狭うるし達磨で御座る。二人連れのセットで買われた。片割れでは寂しい。怒っているのだ。

何時頃か、相棒が消えた。と言うよりセットで消えて、其の後儂だけ帰ってきた。

右の小石群と一緒に消えて、其の後帰ってきたようだ。

相棒が何処かのデスクの上にでも鎮座していないかと?

電子伝導論の論理検証実験

自然科学論の最大の疑念。それは『電子』が自然科学理論の根底を支える根源的物理概念と見做されている事である。全ての科学者がその概念に『異論』を唱えない現実が世界を支配している事である。同じく『電荷』と言う物理概念もまたその基になっている。

筆者が幾らその現実の自然科学理論に「異論」を唱えても、大して問題視もされず、無視されているようで⦅糠に釘⦆の思いだ。それでも一つ一つの『電子』否定の論題を取り上げて、科学者が真摯に向き合う事を期待するより外に方法がない。

筆者が少なくとも自然科学論として自信をもって唱えられるのは『電気回路現象』についてである。具体例を挙げてみよう。

(1)炭素材中の電線路。右図は平行二線回路が炭素材の充填空間内を通る回路である。科学技術研究、その基礎研究と言うと新たな生活に役立ち、人類の未来に経済的利益と希望をもたらすものが望まれる。それに対して右の回路は全く役立たない無益な回路だ。何を考えての回路か?それは電気回路で、電線導体内を『電子』が電流と逆向きに流れるという科学論の嘘を論じる為に取り上げた具体例である。電線はエナメル絶縁電線とした。わざわざ平行電線を炭素材の中に通した。普通は空気であるが、敢えて電線路伝送空間が炭素粉末の中を通ったら、どの様な事が起きるか?それを考える思考実験回路である。電気理論あるいは物理学理論で、電気回路の『電流』(『電子』の逆流)が導体内を流れるなら、炭素粉末の中でも『電流』には影響が無い筈だ。絶縁電線だから、炭素粉末には電流は流れない。直流電圧であるから、負荷端まで同じ電圧の筈だ。それに対して、電線路は空間を『エネルギー』が流れるとすれば、『電子』など流れてもいないし、存在もしないとしたら、電線で挟まれた空間の炭素粉末に『エネルギー』が吸収され、電圧負側の電線近傍の炭素粉末が熱で赤熱する筈だ。その分電圧は負荷端まで徐々に低下する筈だ。『電子』など電気現象に何の意味も持たない人の仮想概念であるから、炭素粉末空間が『エネルギー』の吸収体として赤熱するのは間違いない。何も実験をしなくても『電荷』が自然世界に実在しないと分かった今は、当然の感覚的認識である。負荷端子電圧は相当低下するだろう。負荷端子迄『エネルギー』が伝送される間に炭素粉末に吸収され、伝送空間の『エネルギー』分布に勾配が生じる筈だ。途中の熱化した『エネルギー』は外部空間に放散されることになる。この電気現象は丁度「超電導」と真逆な意味になる。当然「超電導現象」も金属導体内を『電子』が伝導する訳がないから、電線路近傍空間から電線路導体内に『エネルギー』が入射しそれが『エネルギー』の電線内部での熱化現象で『エネルギー』放散現象ロスという意味でしかないのだ。物理学理論が如何なる解釈をするかは専門学術論のお仕事であろうから、電気回路現象論としては理解できないお話だ。「超電導論」が『エネルギー』の伝送現象をどの様に解釈されているかは知らない。『電子』が『エネルギー』をお連れになって伝送されているのかも知れない。『電子』がお運びなさる『エネルギー』の具体像を解説して欲しい。cf.  20aYE-14  超電導現象の誤解 日本物理学会 63-2-4. p.691. (2008).

高電圧での炭素粉末空間。

物理学理論の専門家にお叱りを受けるような、役に立たなさを競うような回路で御免なさい。相当に特殊ではあるが、それでも電気回路の心算だ。ロゴウスキー電極内に炭素粉末を充填しても、やはり同じ回路だ。低電圧では抵抗(炭素粉末)への『エネルギー』入射量が少ないかも知れないので、高電圧ならもっと分かり易いと思っての回路だ。プラスの電極側にビニル絶縁膜で『電子』の導通は阻止する。マイナス電極側の炭素粉末は高電圧に対応した『エネルギーギャップ』が大きくその空間で熱化現象が起きる。実験的にはそれ程難しいことではない。『電子』ではそんな熱化現象が起きる理由が無い筈だ。電気回路では決して『電子』は『エネルギー』伝送の機能を発揮できない。『電子』の運動速度の『運動エネルギー』を負荷に届ける論理も無理な理屈となろうから。

電流 1[A] の物理学理論

電流は流れず (2010/12/22) と投稿して丁度11年目の日となった。

電気回路現象の解釈で電圧と電流を使わなかったら、何も理解できない。電気回路技術理論で、『電圧』と『電流』は技術論の最高の傑作概念である。全ては『オームの法則』で解析の原理が示されている。それは、『電流計』と『電圧計』と言う測定技術の開発に負う事である。しかし、それらの測定器が『何』を計っているかを殆どの人は考えない。その測定技術はとても巧妙に電気回路空間の『エネルギー』をうまく汲取って、空間の磁気の力を針の動きとして表示しているのだ。

大事な事、それは金属の電線の中に流れていると解説される『電荷』や『電子』の数量など決して測れないという事を知って欲しい。しかし実際の理論では、『電流』は1秒間に電線内を流れる『電荷』の量と定義している。プラスの『電荷』かと言うと、それは原子核の『陽子』か『電子』の抜けたプラスの『原子イオン』しかないから、それが電線内を流れているとは流石の理論物理学者も、それでは余りにも『嘘』らしいことがばれてしまうと思うから、小さくて決して観測できないと考えられるマイナスの『電荷』の『電子』が『電流』の流れると定義した向きの反対向きに流れると解釈する事に考えを決めた。それにみんなが従って万事目出度しとなって来たと思う。

昭和63 (1988)年10月、琵琶湖湖畔で電気学会、電磁界理論研究会で「瞬時電磁界理論の実験的検証とその意義」 研究会資料 EMT-88-145. の発表を最後に、研究機関から逃げ出した。自分のアイデンティテーを探るために。まさか、昭和14(1939)年12月1日、貝野村から舞鶴鎮守府に戸籍が転籍されていたなど知る由も無かった。上の研究会の資料は殆どが、静電界内のロゴウスキー電極空間でのマグネットコンパスによる磁界検出写真集である。発表の年の2年前(1986年)に、長岡工業高等専門学校の高電圧研究室で取り集めておいた実験データである。科学実験の世界 (2021/12/15)との関係でもあるか。

陰の声がする。「戻って来い?」と。30年以上学術機関から離れて、世間的生活の社会から離れて、面壁達磨宜しく、過ごしてきた。居所のない中で、社会常識の全く欠落した愚か者には機関に居たら命を守れなかっただろう。しかも大学には高電圧実験設備は無く、『静電界は磁界を伴う』の実験結果の発表内容は科学理論で『電荷』否定の意味が認められる先が見えなかった。結局、異常な道でしか不可能だったとは止むを得なかった。未来の子供たちに「嘘」の科学理論は教えて欲しくない。健康保険証は身分証明書か (2017/02/15) が愚かな自分には理解できない。中曾根臨時教育審議会の審査対象に選ばれたようだその時の文部省の共済組合員資格の番号がどの様なものか?とても信じられない事だ。戦後75年の不可解? (2020/06/23)も過ぎたが。

さて、改めて電流 1[A]の物理的論理の検証をしてみたい。上の研究会での発表はこれ又、科学理論が信じられない世界だったと愕然とする。そんな意味で、最も基本の『電流』の物理学理論の世界を中高生にも分かってもらえる様に解説してみたい。実際は

図①。電線の或る近傍点Pに「アンペア―の法則」により磁界H[A/m]が在るとする。電磁信号は光速度で伝播する認識は実験的にも間違いない。電気磁気学理論によれば、磁界も光速度で伝播する筈だ。その磁界を発生させる原因は電線内を通過する『電荷』であり、『電子』であると物理学理論では教えられる。電流の単位アンペア[A]は1秒間に電線金属内を通過する『電荷』の量クーロン[C]を指す。

1[A]=1[C/s] である。その『電荷』は光速度で伝播する磁界の発生原因と理論では解釈されている。磁界が光速度伝播なら、その原因たる『電荷』は当然光速度で流れなければ理屈に合わない。その意味での通過『電荷』量を計算すれば、q=0.33×10^-8^ [C/m]の分布密度となる。物理学では何故か『電子』の速度はとても遅く解釈されるようだ。それは『電子』が電線金属内を光速度で流れる等と言うのは信じがたいから、実際は遅いと解説する。『電子』ではそれ以上論理的な解釈が示せないことも、専門家は認識している筈だと思う。

更に、不思議な物理学理論と思う訳は電線金属内を流れる『電子』が何故電線の外の空間にその影響を及ぼす事に成ると言うのかが理解できないのだ。『電子』が磁気の基を自身から離れた空間に張り巡らす機能はどんな訳なのかと言う疑問だ。それでは物理学理論はマジックの世界と同じ事に成る。『電子』には陰にマジシャンが隠れていて、光速度で流れる磁気を放射でもすると言う事に成る。『電子』と磁気の間の空間的姿を明らかに示す必要が物理学理論、理論物理学者に求められているのだ。仮想的に唱えられた、「アンペアの法則」の真相を明らかにしないで、決して自然世界を理解する為の学問、物理学理論には成り得ない。そんな曖昧な理論では、子供たちに厳密な論理性で考えることを教える理科教育には成り得ない。

失礼とは思いますが、専門家である理論物理学者に、理科教育のあり様をお示しいただきたい。

リアクトル負荷の電気回路現象

送配電線路は電気エネルギーを必要とする需要家に、その『エネルギー』を供給する電気設備だ。需要家は高炉、製造工場、高速鉄道(リニア新幹線が未来の悔恨とならないか気掛かりだ。技術開発に懸命なご努力をなさる方々には済まないのですが。需要電力が原子力発電一機分に近いため、温暖化と生活環境破壊の原因となる虞がある。トンネル風圧がリニアの利点を消し去るから。新技術開発の社会的合意の問題が取り残されていないだろうか。)あるいは高層ビルの照明・電熱など多岐にわたる負荷が対象になる。

負荷の形態はその『エネルギー』の受給によって、電線路の回路現象にその影響が現れる。半導体回路などが増え、そのスイッチング特性によっても様々な悪影響が現れる。

電動機などもその『エネルギー』の消費にリアクトルの特性、『エネルギー』の貯蔵・放出が関わり、電気回路特性に僅かな影響を及ぼしている。それは実際にはベクトル解析手法の中での電気理論として分かってはいる。

電気回路現象の特性を理解するには、『電圧』『電流』による解釈ではその物理現象としての真相を理解することはできない。それらの概念は電線路をほぼ光速度で伝送する『エネルギー』を電気技術評価量として評価した概念であるから。電気現象の物理現象としての理解はその『エネルギー』がどの様に電気回路内で振舞うかを捉えなければ不可能である。負荷にリアクトルの誘導性が含まれる場合が、その電気回路内の物理現象を理解するにとても良い例題となる。それはリアクトルの『エネルギー』貯蔵が電源電圧の位相との関係で、回路内への『エネルギー』供給源としての働きが丁度電源と似た機能を発揮するからである。その意味を理解すれば、『電子』が回路を流れる等と言う間違った物理学理論は消し去られる筈だ。『電子』が負荷にどのように『エネルギー』を供給するかの論理的解釈が示されれば、考え様も有るかも知れないが、それは無理である。要するに物理学理論の欠陥は『エネルギー』の空間像で認識できていない点である。

誘導性負荷時の電圧。初めに電源と電線路電圧の物理的現象を述べておこう。

負荷が誘導性の場合は、その負荷には幾分かの電線路側に戻す『エネルギー』の原因となる e(ωt) [J]を保有している。電源はその端子電圧 vs(ωt)[V]のみしか制御できない。電線路内全体の電圧など全く監視・制御できない。ただその『エネルギー』供給端の電圧を制御するだけで、自動的にその端子の回路定数 C[F/m] が電線路に必要な『エネルギー』の分布量を電源側に放出させるのである。電線路全体で、電源の制御電圧値に対して欠損あるいは余剰が生じれば、自動的にその差分を補うべく、電源から『エネルギー』が供給されて、電線路全体が規定の電圧に保持されるように修正されるのである。更に負荷が誘導性の場合は、負荷も電源と同じような『エネルギー』の電線路内への放出機能を持つ。

『エネルギー』の光速度伝播現象。電線路はその構造によって回路定数が決まる。しかし、『エネルギー』伝播空間媒体が空気であれば、その伝送速度は光速度 co=(μoεo)^-1/2^[m/s]になる。絶縁媒体なら速度は落ちる。『エネルギー』は電線路導体内など流れないから。この『エネルギー』の伝送速度が電源電圧制御指令に従いながら、電線路内の電圧分布を基本的に支配する。

線路内電圧vx(ωt)が電源からの距離xとすれば、同一時刻tであっても、その位置の『エネルギー』分布は電圧波形の遅れとして、厳密には電源より⊿t = x/co [s] だけ位相が遅れる。しかし、光速度はその遅れを考慮する必要が無い程の瞬時伝播の速さである。それでも『エネルギー』の伝播が現象の基本になっている。さらに、そこにリアクトル負荷の『エネルギー』の回生現象が加われば、複雑な位相の状況を呈する。以上の現象を基本的に認識しながら、電気回路現象を電気理論の電圧、電流で解釈する場合も、常に『エネルギー』の意味を意識する事が大事だ。

vx(ωt) = √(δx/C) [V]

のように表される、電線路の『エネルギー』分布密度が電圧値の電気技術概念なのだ。

純リアクトル負荷の回路現象。

厳密には、電圧値は負荷まで同じ電圧値ではない。電源より必ず位相が遅れる。その訳は光速度による『エネルギー』分布の伝播遅れが必然的に起こるから。

(2021/12/19)。ここまで来て、何故電力が『エネルギー』の流れ δi[J/m]でなく電圧分δv[J/m]との積に因るかに疑念が沸いた。それが  電力 その禅問答 (2021/12/14)になった。

その疑念の前に、考察の回路があった。

右図はリアクトルのエネルギー e(ωt)[J]が端子電圧の時間積分で決まることを示す。本来、電線路空間を通して、伝送される『エネルギー』は電圧の規模・大きさの2乗の意味で、その物理量が認識される筈だ。それを自然の本源と技術概念で指摘した。その事を理解すると右図に示す電力 p(ωt)=de(ωt)/dt で解釈すれば、電圧値 vr(ωt)の2乗δv(ωt)/C [V]によるとの解釈が可能かもしれない。そこに電線路電圧規模が『エネルギー』伝送機能の意味に因るとの合理的な解決の糸口が有るかも知れない。

自然の真相と科学技術の間にかける橋の美しくあって欲しい。電線路伝送の『エネルギー』の捉え方の未だ結論に到達して居ないが、ここでひとまず休憩とする。

科学実験の世界

とても面白く、貴重だ。世界を変えた20の科学実験

表紙の写真はマイケルソンとモーリーの光の相対速度検出実験に関するものであろう。

実験で光の相対速度が検出されなかったという結果をアインシュタインが『特殊相対性理論』の根拠にしたと理解している。

しかしそれは、レーマーが木星の衛星観測から『光の速度』の相対性を実験的に証明している筈だから、光の速度は何処で観測しても、観測者に対して「一定だ」と言うのはアインシュタインが間違っていると思う。

アインシュタインの「特殊相対性理論」が物理学理論に大きな影響を与えた。そのころから量子力学など理解困難な理論が華やかに唱えられてきたようだ。

マイケルソンとモーリーの実験は光の相対速度検出実験が成功しなかったが、その実験結果への試みが間違っていた訳ではない。光は『エネルギー』の縦波伝播であるから、観測者との間には必ず『相対速度』がある。ドップラー効果と言う現象が存在する事は、それが光の観測者に対する相対性の証拠である。

『静電界は磁界を伴う』は『電荷』概念否定の実験結果でもある。一つの新しい科学論への認識を喚起すると思う。ロゴウスキー電極空間の磁界 (2020/06/18)。

 

 

電力 その禪問答

『電力』と言う用語の意味位は分かって当たり前だ。それは電気『エネルギー』を利用して、社会経済活動の根幹を成す仕組みを支える用語であろう。

ところがだ、その意味が理解できないのだ。電気回路現象をその物理的本源から問い直すと、『はてな?』が考えろと促すのだ。不思議な事に、分からない疑問が増えるのだ。

基本回路で考えてみよう。

p(ωt)=v(ωt)i(ωt) ?

 

我乍ら驚いた。正しく禅問答だ。電圧と電流の積が何故電力になるか?その物理的意味が分からないのだ。

『はてな?』の意味。少しその前提を述べておく。『電圧』は電線路空間の『エネルギー』分布密度で解釈する。

v(ωt)=√(δv/C) [(J/F)^1/2^=V] 。

のように電線路単位長さ当たりの『エネルギー』密度分布δv(ωt)[J/m]がその電圧の技術概念の基になっている。同様に、『電流』も

i(ωt)=√(δi/L) [(J/H)^1/2^=A]

のように、『エネルギー』分布密度δi(ωt)[J/m]の流れとして解釈する。

この意味で電圧、電流を捉えれば、それは如何にもその時刻における瞬時値と解釈できる。電線路の1メートル当たりの分布『エネルギー』密度と言う瞬時値と見做せようから。しかし、電圧と電流の積として、電力 p[W=J/s]を考えるとそれは瞬時値とは言えない。1秒間、1[s]当たりの『エネルギー』量を意味する事に成る。電圧、電流及び電力の波形を描けば、次のように表現する事に成っている。

この波形を見ても今まであまり違和感を持たないでも済んだ。科学技術理論と言う学術論は殆どその専門家の解釈理論で、専門家と言う慣用学術論組織内では立派に通用する。然し乍ら、図の電力p(ωt)の次元は[J/s]の1[s]間の『エネルギー』量を示す瞬時値である。

禅問答という意味。実はもっと不可解な迷路に迷い込むのだ。

p(ωt)=v(ωt)i(ωt)=√(δv(ωt)δi(ωt)/LC)=co√(δv(ωt)δi(ωt)) [W]

ただし、光速度co=√(1/LC)[m/s] である。

上の式は光速度の30万キロメートル分の『エネルギー』量を積算した意味で捉えれば、何とか辻褄合わせは出来るようだ。電力はやはり1秒間の積分量を評価する意味だと。だから波形の意味は論理的な瞬時値概念を表現しているとは言い難いのだ。 しかし、電力が電圧と電流の積と言う算定値に依って技術評価することの意義は極めて高いのだ。

負荷が電力設備系統に要求するものは『エネルギー』しかないのだ。『電子』や『電荷』など全く必要としていない。だから電線路空間を通して『エネルギー』の流れが物理現象として捉えるべき対象の筈である。そこで、『エネルギー』の流れなら δi(ωt)[J/m]だけで解釈出来るのではないかと思うが、そうでは無いのだ。必ず、電圧との積でなければ『エネルギー』の供給の評価が出来ないのだ。

電力系統は送電電圧値に依って、同じ電流でも送電容量が、そのレベルが違うのだ。『電圧「と『電流』の積でなければ送電『エネルギー』の評価が出来ないのだ。

一体『電圧』の意味は伝送『エネルギー』に対して、どの様な物理的概念を持つと言うのか?それが不可解の『禪問答』たる意味である。自己撞着とはこの事か?

分かろうと藻掻いて、分からなさが増大する。❓❓

巨大竜巻災害の物理現象

十二月に起きたアメリカの竜巻災害。

冬に巨大な竜巻は想定を超えた気象災害でしょう。

その自然現象について私見を述べたい。

地球温暖化の主原因が温暖化ガスだとの認識で居る限り、今回の災害の原因を正確に理解できなかろう。基本的原因は『エネルギー』の消費量が地球環境の異変を招いているのだ。地球の季節、春、夏、秋そして冬の4季の環境が狂い始めている。

地球環境で、何処が『熱エネルギー』を最も保有すると考えるか。それは水、海水である。汽力発電所(勿論原子力発電所を含む)の発生『エネルギー』は、それ発電『エネルギー』以上の多量の『エネルギー』を海水で冷却しなければ原理的に不可能なのだ。

地球温暖化、その環境に及ぼす影響・災害を理解するには『水』の物理的現象を知らなければならない。海水温度の監視が欠かせない。

水は『エネルギー』を含むとその分子体積は極端に膨張する。水分子は『アボガドロ定数』論の適用不可な分子だ。沸騰現象に見るような『エネルギー』により爆発的な膨張現象を起こす。

海水温度がその表面から多量の水蒸気を蒸発させる。水蒸気が多量に含まれた空気はその『熱エネルギー』量によって水の膨張を来している。その空気層の上空に冷気・寒気が到来すると、水蒸気の『熱エネルギー』が奪われ、空気層の体積が急激に収縮する。その為上空に低気圧層が発生する。地上と上空との間の空気層の気圧ギャップが大きくなる。その上空の低気圧に向かって、地表から水蒸気が吸い上げられ、体積収縮による水蒸気供給が進み、急激な積乱雲の発生となる。それはその気圧ギャップの差が巨大な竜巻としての回転流、即ち巨大竜巻の発生を引き起こす。

空気中の含有水蒸気量は水の質量を多量に含んで、水の回転流に似た強烈な回転衝撃流となる。その竜巻は回転上昇力で、物を持ち上げるからその破壊力は凄まじくなる。冬の海水温の上昇、発電所復水器冷却による海水温度上昇が巨大竜巻の発生原因だと考えるべきだ。

 

自然の本源と技術概念

こんなに科学理論に疑念を持って一体どこに行くつもりなんだ。

自分にそう問いたい。

今朝、突然の『はてな?』がやって来た。次の図に表現した。いま、リアクトルの電気現象を纏めながらに『はてな?』が。

纏めてみて、とても気に入った。

自然は余りにも純粋過ぎる。人間が自然を理解するにはその純粋さに心が対応できないんだ。だから複雑な概念を創造して、それが自然世界の物理概念だと勘違いするのだ。

『電圧』と『電流』が自然科学理論、物理学理論の自然現象を取り入れた電気回路の現象を理解する基礎概念だ。自然を応用して、利用するには誠に優れた解釈概念である。しかし、それはあくまでも人間が科学技術利用世界の構築に便利な共通理解の基盤概念でしかない。自然現象の本質を理解しようと、長い歴史的格闘によって獲得してきた文化理論でもある事には間違いない。『電圧』、『電流』は『オームの法則』として電気技術理論の根幹概念であり、それなくして現代科学技術文明も成り立たないのだ。ただそこから、余りにも科学理論が抽象的な頭脳ゲーム論の構築に溺れた結果が現代的物理学理論の矛盾を生み出した原因と見做せよう。自然界に存在しない『電荷』や『電子』が自然科学を理解するに欠かせない実在概念・物理量であるが如くに教育され、その結果不可解な世界を作り上げたのだ。

自然世界は、この広い『空間』とそこに繰り広げられる、『エネルギー』の綾なす舞台なんだ。上の図は、その『空間』と『エネルギー』の間に最低の科学的解釈を取り入れようとした結果、『エネルギー』が収まる空間の容量 C[F/m] と、『エネルギー』の流れる誘導L[H/m]の空間概念だけは取り入れた。『エネルギー』の伝播方向に対して、単位長さ当たりの解釈法で統一した。LCの共振現象で『エネルギー』は空間を伝播する。それが『エネルギー』の象徴たる『光』の縦波伝送現象の姿だ。

複雑を嫌う『禪』的な自然に溶け込む思いが先の図になったのかも知れない。

数学の『√ 記号』が魔法の衣に思えた。『エネルギー』は実在の物理量だ。しかし、それを平方(√)に開いたら、どう考えても自然世界に存在する物理量と思うには余りにも違和感で、その概念を心が受け付けない。『電圧』、『電流』が科学技術概念と捉えて利用する限りにおいては何の違和感もない。有り難い優れた概念である。しかし『電荷』で『電圧』を解釈する物理学理論はハッキリ言って自然界に存在しない、誤った間違い論である。教育で教えるべき概念ではない。

この事を科学者それぞれが考えて、意見を表明しない限り、未来の子供達への道標を示せない筈だ。『教育』の荒廃が続き、『学問の自由』が業界圧力によって踏み躙られてしまう。それは、みんなの生活の自由の根源ともなる事柄である。

変圧器技術理論と物理学理論

技術理論とは、自然現象を応用した科学技術用に分かり易く創り上げた解釈理論である。

物理学理論は、あらゆる応用科学技術や自然現象を解釈する、全ての分野に共通な根本原理を示す指標となる基礎学問としての理論である。と一般的には捉えられているだろう。

この論考の目標。それは、物理学理論が科学技術理論の基礎理論として全く役に立っていない事を述べ、真に物理学理論が目指すべき学問としての有り様と教育に果たすべき目標がどうあるべきかを論じる事である。

変圧器は電力と言う『エネルギー』供給の送配電網を構成する基幹設備である。その原理は「ファラディーの法則」、「レンツの法則」そして「アンペアの法則」によって解釈する設備用の理論から成り立っている。しかし、それらの法則は19世紀初頭に発見された物理学理論として考えられている。

その変圧器の動作と電気現象は通常、少し電気理論を学べば、上の諸法則によって、分かり易く理解し、納得している筈だ。それらの諸法則は優れた解釈理論として技術文化の伝統を支えて来た。

変圧器の解釈理論が上の諸法則で十分満足できる。しかし、その中の物理量としての諸概念、『電流』、『磁束』そして『電圧』等の定義概念が自然世界に実在する真の「物理量」かと考えると、それは違うと言わなければならない。真に存在する物は『エネルギー』一つに集約される。この言葉は、バートランド・ラッセル博士が唱えたものでもある。自然科学を統合する根本原理はあらゆる自然現象解釈において、全てに如何なる矛盾や曖昧さも無く、素直に納得できる筈である。その事を科学技術の電気設備、変圧器を具体例として、検証して観よう。具体的目標は、『電荷』や『電子』が電気回路現象・変圧器現象で、全く無意味な概念である事を示すことである。

変圧器の技術論。

ファラディーの法則。それが全てを表現している。電気技術は『電圧』、『電流』そして「磁束」でその変圧器理論は表現されている。鉄心にコイルを巻いて、電圧を印加すれば、全く導体が繋がっていない他のコイルにも電圧が発生する。その関係を見事に簡単な式で表現した。そこで、巻き線数nターンは空間的な物理量として分かる。しかし、『電圧』、『電流』および『磁束』は自然界の現象として真の物理量と言えるか?それらの概念は電圧計や電流計で測定可能(実効値で瞬時値ではない)な科学技術概念であり、それが自然世界の『何』を捉えた量であるかを明らかに解明するのが物理学理論の本来の学問としての役割である。『電圧』と『電荷』の関係が明確に物理学理論で解説できるかを問うのである。『電流』が『電子』の逆流だと言っていて良いと言えるのか。『電荷』は決して物理量と言う自然世界にある量ではない。『電圧』、『電流』の『エネルギー』との関係が明確に示せない物理学が何故自然科学の基盤だと言えるのか。

2次起電力v₂が何故離れたコイルに発生するかをどの様に物理現象として解釈するか?

ファラディーの法則の法則で理解するのは、物理現象解釈ではない。自然界に実在しない『磁束』では自然世界の現象を説明できない筈だ。『磁束』とは何か?を究明するのが物理学にあるべき姿だ。決して自然世界に『磁束』など存在しないのだ。『磁束』は科学技術の為に唱えられた解釈概念でしかないのだ。

アンペア―の法則。19世紀初頭に発見された自然現象の捉え方である。導体の周辺に何かが在るようだ。電気を通すとその現象が起きる。その現象の意味がアンペア―の法則として発見された。その意味が現在まで、電気理論の根幹を成す基本法則として、科学理論の基礎となっている。この意味は変圧器でも、『磁束』発生原因として、それを論理の基礎にする。『磁束』発生の物理現象にはその法則が欠かせないと教科書では唱えられる。電源から励磁電流が流れてはじめて鉄心空間の磁束存在原理が示される。しかし、ファラディの法則には電流など無い。物理学理論と数学はとても密接な関係で特徴付けられている。しかるに「磁束」の発生原理がその微分と積分の数学的関係を無視して、アンペアの法則による「磁束」発生論を唱える。『励磁電流』が変圧器動作に必要だと唱えられるのだろうか。

少なくとも『電荷』が流れて『磁束』を発生する空間像を示して初めて、物理学理論と言えるのじゃないのか。

磁気エネルギーと解釈描像 (2021/11/17) 、電気自動車と物理学理論 (2021/11/26)、モーター駆動力 と エネルギー流 (2021/12/01)  等少し磁気現象に関する論考を続けよう。磁気の磁力の不思議を解き明かして、自然が認める物理学理論に近付けるかと。

『Electrons』の紋所と科学理論 (2020/04/07) があった。