想定外の盲点―柏崎原発―

今夏は特別に電気エネルギーの供給・消費バランスが厳しい状況になると報じられている。

脱炭素と言う温暖化への対策が正念場を迎えている中で、原子力発電への依存を強める政策に疑問を提起しなければならない問題がある。

温暖化の解決は脱炭素では基本的に無理である。

エネルギー消費量の増加が温暖化の原因である。原子力発電はじめ、海水温での熱エネルギー50%以上を冷却する必然性による蒸気タービン発電方式が気象変動の要因としての海水温上昇及び魚の漁獲量変動などを引き起こしている。

柏崎原子力発電の想定外の盲点。

発電所立地地点と電力消費地点の遠隔問題である。地震などの発電所運転制御に直接関わる『制御情報』が頓珍漢な懸け離れた状態にある問題である。関東電力消費地点で、地震災害などが発生した。その激震震度情報は発電所での制御信号には全く感知されない。人がその状況を、何らかの手段で原子力制御情報に組み込まなければ、自動的には制御システムは感知できない問題である。原子力発電所の熱源は『核分裂反応』である。危険を察知し、核分裂を停止する制御棒の投入は簡単ではない筈だ。更に電力消費地が遠隔地域である事は、その地点の災害状況によって、電力停止判断は、とても危険を伴い、電力供給の法的縛り(電気事業法)との兼ね合いをどの様に採るかは「電話」での首脳部間の判断を要する問題となろう。突発的な災害状況に自動運転制御システムが効かない状況は『想定外の問題』として後の祭りにならない保証があるか?さらに、原発の運転停止制御の危険は負荷の消費電力が関わるという点である。消費地の突然の停電で、消費電力ゼロとなった時、発電所は核分裂の熱エネルギーの処理が出来ない虞が大きい。福島第一原子力発電所の事故にも関係していたかと言う問題であろう。

今夏の夏の電力状況に、誠の不躾で申し訳ない事ですが、一言感じた危険を述べさせて頂きました。皆様のお知恵で安全の確保をお願いいたします。

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