はじめに(2020/5/14)
『エネルギーギャップ』と言う用語あるいはその意味を含んだ過去の記事を拾い出してみた。まず、電池電圧と『エネルギーギャップ』 (2016/5/8) がある。今まで、異なる物質の間に生じる保有『エネルギー』の差がその接触面に現れる量程度の意味で使っていた。物質のエネルギー順位 (2016/5/29) 等と。しかし、今日ITで検索して知った。その用語は量子力学で、バンドギャップ(禁制帯)という意味であった。誠に恥かしいが知らなかった。筆者はその量子力学論について理解困難で、余り学習して居ない。
Quantumu mechanics の quantum の意味について
「粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位。光を粒子としてみたときの光子やニュートリノやクォーク、ミューオン等と言った素粒子も粒子に含まれる。」と科学技術・学術政策研究所として検索に出ていた。この解説を見て、やはり筆者には理解できない高尚過ぎる理論体系と思う。粒子と波を兼ね備えた「物」とはどんな物かと理解できない。恐らく光を何か羽根車に充てると羽根車が回転するというような現象を捉えて、そのように解釈したのだろうとは思いたい。たとえ光であろうとそれは『エネルギー』の縦波であるから、羽根車が回転することなど当然であろう。光の『エネルギー』は質量の運動エネルギーではないから、物理学理論では質量に無関係の『エネルギー』があるとは認識していないところに大問題・矛盾があるからではないかと考える。電磁波を『エネルギー』の縦波と理解していないところに物理学理論の矛盾の根源があると考える。電磁波を何と心得ているのか?光も電波も空間の『エネルギー』の伝播現象なのだ。
『エネルギー』の意味
先ずお断りしてい置かなければならないが、現代物理学理論の『エネルギー』概念と筆者の捉え方の概念とが全く違うのである。物理学理論では Quantum (量子)という物質・質量的な意味で、その運動エネルギーと位置エネルギーによって捉える概念が一般の学術論での意味と思う。その典型的な例が気体分子運動論である。それは気体分子(その質量)が全て振動など速度を伴った運動をし、互いに隣り同士が衝突をする事で『エネルギー』を保有している状態と解釈する理論と考える。筆者は気体の保有『エネルギー』、気温はその気体分子の中に『エネルギー』が蓄積され、隣同士の気体分子が互いにその『エネルギー』を放射し合い、それぞれの保有量が平準化している状態と見做す。気温が高くなれば、人の体にその放射『エネルギー』がより多く入射するから熱くなる。何も気体分子が振動して体に衝突するからではない。気体の運動エネルギーなど関係ない筈だ。
『エネルギー』入・放射と構造