地球と言う生命の星。科学的思考で理解しようと考えても無理な事がある。人間と結ぶ絆の世界がある。これは『詩心 乗せて観世の・・』第百五号 嬉しい「スズメの恩返し」2001年8月の記事が基になっている。おそらく多くの人はこの記事の話を信じられないだろう。ある本をある理由で、嬉しくて読んでいると、上の記事のスズメとの不思議な思い出が突然頭に浮かんできた。何故そんな過去の話が思い出されたかも、その連想の訳も分からない。この連想という事実も不思議であるが、それ以上に雀との稲穂の事件が不思議でならない。味の落ちて食べられない古米が2キロほどあった。それを毎日庭に撒いて、雀に与えた。近所迷惑な、悪い事をしたと今は恥入っている。3月頃から7月まで長い間の餌やりであった。雀は、何家族も集団で仲良くえさを食べる。一番いの親が年に2回以上子育てをするようだ。時たま、ヒヨドリも来て雀との間の事件もある。雀が人になついて人の手から餌を取るという事がある事も、テレビで知ったが、自分にはそれは出来なかった。7月になると、雀はピタッとある日から来なくなる。それからしばらくした秋の晴れた日、開け放してあった小屋の床に籾殻が落ちていた。ただそれだけの話でしかない。しかし、もみ殻を誰も持ち込まない。そこに持ち込まれた籾殻を風が運んだとも考えられない。謎は謎のままである。『雀の恩返し』と捉えたら、自然世界の科学的認識には組み入れられない話になる。以上夢のお話でした。