四季早回り

2015年1月21日は大寒の中である。朝の気温がマイナス5度程度まで低下した。気象予報は、1月になって寒波が来るたび大雪警報を出して注意していた。しかしほとんど雪は降らなかった。通常の季候なら、雪が降って当然である。しかし季節が完全に1っか月早回りに入っている。昨日の朝は、2月下旬の季候である。生れ故郷・魚沼地方では、雪原が凍り付き【凍み渡り(シミワタリ)】の風景を演出する。前日が晴天や雨などで雪原の表面が溶けて、当日放射冷却の晴天を迎えると、雪面が凍り付き、朝の登校も自由に雪の原を何処までも歩いて行けることになる。子供にとっては春手前の喜びの寒気となる。足橇(アシゾリ)(この橇を何と呼んでいたか、方言用語を忘れてしまった)を持って雪原を滑りながら、学校に行く。凍み渡りは朝の内しかできない、時間制限の子供の天国であり、雪原のスケート場になる。
地球温暖化は季節の巡りを1っか月早めた。去年の夏8月は、秋の長雨の季節の様相で、しかも豪雨災害があった。9月に入ると寒椿・炉開きが咲いた。12月に大雪が降った。1月に降る雪が12月に降ったのだ。寒の季節が12月だった。1月の大寒の暦が2月下旬の凍み渡りになった。2月に入ると、3月の桃の季節を迎えるだろう。

足橇足橇(凍み渡りの魚沼)

 

 

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