浮足立った基盤技術劣化社会

科学技術万能で進んで来た世界。科学理論には『嘘』が無いと信じて歩んできた。しかし、とても悲しい現実に突き当たってしまった。自分が子供の頃、日本が敗戦の中で何も知らずに過ごしていた中に、湯川秀樹博士のノーベル賞受賞と古橋広之進の1500m競泳の活躍に嬉しい思いをした。科学という世界は途轍もなく難しい。そんな世界があると知った。高等学校での勉強で、理解できない無力感も味わった。大学での電気工学の勉強は、一通りこんな学問領域があると言う事を科目を通して知ることが出来た。それだけでおおよその内容を概観出来た。しかし、習得した内容は怠けで、お粗末であった。技術的な学習は、高等学校で教える為に初めて勉強して身に付けた。理論は教科書の内容を、技術は変圧器の設計製作、電子回路設計・工作で感覚的に習得した。高等学校という処は、余り学問的ではないと気付き、昭和57年教科改定に失望し、反対していた。特に、文部省の改定に向けた教科研修会最終打ち上げ会場で、担当の関口調査官にずうずうしくも否定的的な意見を述べた。畏れ多い事と。何も知らずに、高等学校から大学に転がり込んで(転勤でもない?)、電気理論の未確認的な部分に触発され、自己の身分と共に科学理論の浮遊世界を彷徨って来たようだ。今、湯川博士が唱えた、『中間子理論』さえ『電荷』否定から見れば、解釈しようがないことになってしまった。筆者にとって科学理論全体の信憑性が無くなってしまった。雷は熱爆発。電気エネルギーの何たるかを端的に表しているのが「雷」であろう。これじゃあ、理論数学に因る科学論にならないから困るのである。しかし、この雷解釈が現代科学論を、その真髄から俯瞰する視点として欠かせないものである。科学教育はそこから始めなければならない。
現代科学技術 科学技術の巨大化した例を挙げてみよう。原子力平和利用という『原子力発電所』。それも原発利用核燃料の廃棄物処理に『原爆』製造(プルトニューム処理の水爆)の道。宇宙開発(?)という宇宙ステーションと人工衛星の必要宇宙ごみ空間化。地球環境の空間エネルギー分布変動による悪化・汚染。素粒子研究設備の巨大化の浪費と論理矛盾。リニア新幹線の必要性の未検証ーエネルギー多消費高速輸送機関の有意性、環境汚染(脱原発に関わる将来課題)ー。(人口減少化の未来に対して)飛行機輸送との競合性の検証。産業革命に始まった、科学技術社会の豊かさの追求は技術の最終段階に到達した。社会秩序と生活環境を決定的に変革した自動車産業も高所得者向けの税優遇の不公平社会化の所得配分の矛盾。科学技術に基づく技術革新は、すでに飽和状態に達し、小手先の改善が残されているだけ。科学技術の未来総合予測力が求められている。

蒸気機関車に牽引された力強い満足感はもう味わえない。PCと情報網化が基本的に軽量微細化の極限に達してしまった。エネルギー輸送の直流送電や地域エネルギーネットワーク方式も地球温暖化対策の未検証下では未来予測できない。北極、南極の氷河の融解が地球環境の生物生存限界指標となる。『エネルギー』の物理学的認識が間違っている。今年の日本列島の真夏の豪雨災害は北極の氷河冷気と太平洋高温海水とのせめぎ合いの気象現象である。気象状況は食糧の地球生産能力を決める。エネルギー源の火力発電所と原子力発電所が人間が使用するエネルギーと同じ熱量を海などの水温上昇を引き起こす『復水器』で捨てなければならない必要性を認識しているか?汽力発電所(水蒸気サイクル発電)の熱効率が40数%という事実を。

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