ここ北の国、雪の降る越後にも夏が咲く。ハイビスカスは沖縄の彩りに見える。夏になると毎年植える定番の花だ。その大きな花が真っ赤に誘う。物理学の専門用語『振動数』を解剖した。この佛相華ともいう花の赤には光の色を分解したくなる誘いを受ける。光には『振動数』も無ければ、色も無い。物理学の実験題材として、この花ハイビスカスの赤い色を波長分析して見たい。どんな波長のスペクトラムを示すだろうか。『振動数』が無くても光には、その光特有の波長を持っている。振動数が無くても波長はあると言う意味を理解していただけるだろうか。科学理論を市民的目線で解剖して、市民の手元に科学の理解力を根付かせ、未来の科学技術社会の安全を願いたい。科学者が自然科学を独善的に支配する未来は危険である。常に市民目線で監視する感性を社会が持つ必要性がある。分らない不思議を科学者の言いなりに信じる事が如何に危険かを指摘したい。このハイビスカスの赤い色が何故赤いかを考える事が科学なのだ。そこには物理学者が独善的な理論では説明できない多くの意味を含んでいるのだ。数式で表わせないのだ。《赤》が何故赤いかを問答する。以前の記事、色の世界を尋ねて を思い出した。