今朝のNHKニュースで『ミューオン』と言う素粒子に因る原子炉事故の溶融原子核燃料を調べる研究の話題が放送されていた。それも研究の一つの大切な事ではあろう。ニュースにも日常に素粒子と言う用語が沢山出て来る。素粒子と言う用語を聞くたびに思う事がある。科学用語で誰もが聞くがその実態がつかめないものに素粒子と言う物理量であろう。専門家が研究対象としている世界の話題の分野である。そんなに多くの世界を構成する根本物質があるだろうか。全ての素粒子の名前を挙げれば、どれ程になるかは分からない程多い。それらの素粒子の或るものは宇宙からやって来る。その素粒子は何かの検出装置で捉えられて、光や実験装置に因る検出信号に変換されるから、その飛来や存在が確認出来るのであろう。その検出信号情報は必ず何らかの過程を経て、捉えたと考える素粒子が、エネルギー変換されて検出されるものに成るからである。その変換信号は捉えた素粒子その物を見る訳ではない。変換された結果の信号は「質量はエネルギーと等価である」と言うエネルギーの有る検出量に変換された結果を見ているのである。だから素粒子が素粒子と言う世界の根源物質ではなく、あるエネルギーの一つの形体物質でしかないのだ。光が何から、どんな素粒子から出来ているかを論じないで、素粒子と言う特別の世界の根源要素があるような「素粒子」と言う専門用語を特別視しない事が大切である。専門的に研究している素粒子研究者が唱える「素粒子」は無限に存在し、世界の根源要素と言う解釈で捉えるべきものではないと考える。