日別アーカイブ: 2014年5月8日

染色体と遺伝の仕組みは?

染色体と遺伝について 『相同染色体』と言う専門用語がある。概略それは同じ染色体が対を成している事を指しているようだ。だから46個の染色体があるが、23個の染色体が二組だと言われる。その中に、xとyあるいはxとxの性染色体も含むと。それを信じれと言われても疑わざるを得ない。確かに、形状が似た染色体が対を成しているのだろう。しかしその対と考える『相同染色体』は、遺伝情報が似ているだろうが、決して同じとは考えられない。『相同染色体』は何が同じで、何が異なるかと言う基本的な意味が隠されていると思う。

専門用語『相同染色体』の意味するものは? 大体の意味は、同形で同大の似た染色体が分裂への移行時にはっきり見えるらしいので、その対の物をそのように表現しているだけのように思える。わざわざ相同染色体と言う程の意味があるのだろうか。専門用語はその厳密な定義がはっきりしている事が必要だ。その意味で、その対の染色体が互いにどのような働きをするというのかが明確なのだろうかと疑問に思う。もしその対の染色体が全く同じであると断定できないなら、その違いが細胞分裂時に果たす意味はどうなるのか。そこまで明確に論理的に説明できるならまだしも、もしそうでないなら『相同染色体』などの用語自体を使うべきでなかろう。ほぼ形、大きさが同じであるだけなら、分裂時にどのような組み合わせで遺伝情報が伝わるかの説明が出来ない筈である。分裂時ごとに次々とその場限りの遺伝情報が伝わる事になる。結局44個の染色体と性染色体2個の合計46個の情報が伝わらなければならないという細胞分裂理論と異なる話にもなってしまう。同形、同大の対の遺伝情報が細胞分裂ごとに同じ組み合わせに必ず成るという保証も確定している訳ではなさそうに見える。特に教育の場の指導内容になると、指導者・教育者が専門家としての専門性を業界用語で不明確な部分を曖昧に誤魔化して過ごす傾向があるように思う。この『相同染色体』と言う専門用語に、象徴的に現れているように思う。未だに細胞分裂時における遺伝情報がどう伝わるかの細かい部分は分かっていないのじゃないかと思う。

男性の場合は 全ての細胞の核はx、yの染色体を持っているのだろう。xだけとかyだけと言う一方だけの情報伝達ではなかろう。ならば全ての染色体の情報46個が分裂時にそのまま全て伝わると考えたい。素人なりの疑問である。

受精卵 受精卵の対の『相同染色体』は存在し得ない訳である。その46個の染色体は対を成し得ず、異なる筈だ。それがどのような細胞分裂を起こすか、対の染色体からの解釈では細胞分裂の意味が説明できない。受精卵の最初の細胞分裂はどのように蛋白質合成の遺伝情報をコード化するのか?46個の染色体は母親と父親から半分ずつ、23本ずつ別の遺伝情報の染色体と考えるのだが間違いだろうか。その場合の最初の細胞分裂から説明がつかなくなってしまった。

人間だけの特有性 人間だけでなく、染色体の遺伝情報は多くの場合に似ていると説明を見たように思う。人間だけの特有なものは何だろうか。相同染色体の用語で疑問だけの記事になってしまった。細胞分裂と遺伝の関係くらいは理解したい。

生命の法典を探るの記事を書きかけで投げ出している。兎に角、生物学の基礎は難しい。脳と生体制御の謎細胞分裂の意味を問うで素人の疑問を記した。高校生の教科『生物』の内容くらいは勉強しようと参考書を見る。とても理解できない内容だ。生徒も記憶の訓練の我慢の教科かと同情する。大学入試受験対策は無意味な負担が多過ぎると思う。しかし、また生物の記事、DNAや生命誕生と生体についての記事「生命のはじまりと脳」を書くつもりだ。