櫻は日本人の心を映して来たように思う。毎年思う桜が在る。長岡駅東口側に流れる人工の川、福島江が在る。その川沿いも桜の名所。
兜橋から撮った。その中に、45年ほど前に植えた寄り添う櫻二本が在る。アパートの前に植えた。植えた当時はアメリカシロヒトリと言う蝶の幼虫が繁殖して、櫻の若芽を食い散らした。植えた苗木の桜も被害に遭い、新聞紙に火を点けて幼虫を駆除し、桜を守った。その虫の為に川岸の片側の桜は切り倒されて、一時は柳の並木になった。その後幼虫の繁殖も収まり、また桜に植え替えられた。今は両岸が桜の並木に戻っている。
自分の歩んできた時間に重ねて思う櫻だ。自然は桜を立派に育てたと感慨一入。