素人大工ー棚ー

工作が趣味。空間立体構造には考える事が多い。自作棚20年も前に造った棚を事情で取り壊すことになった。未練たっぷりで、足跡を残したい。釘を使わないで組み立てる事が、自然が造りだした木材への感謝の気持ちを表せるかとの自己満足になっていたかも知れない。天張り。。棚組しかし、工作しようと思えば、その木材の表情・顔は自然が造りだした木目にあり、材質の質感に共感できて初めて素人の材木に繰り込む思いが伝えられる。鉋掛けをするにも、鑿穴一つの切り込みを付けるにも樹の表情を無意識に感じながらとなる。張り合わせ材では、気分が乗らない。少し切り込みの様子を残しておきたい。天張りと棚の組み方を分解して撮る。

日本には『天杉』と言う巨樹が少し残っている。地方の天然杉として大事に守られても居る。その板目の美しさは、天然であるが故の人の手心の入らない表情に活き返っている。天井張りの板目として重宝がられている訳は、その表情を仰向けに眺めた時、見飽きない心の安らぎを覚えるからであろう。自然の木目はとにかく美しい。材木一つをとっても、生活から自然が消え去っている。どうか木のぬくもりが残る生活空間が有って欲しいと願うだけである。pcや携帯端末の世代と何も無い自然が相手て育った古い世代とのギャップが現実の世界を形作っているのだろう。政治が戦後世代の戦争を知らない危険に走るのと同じ事か?

棚分解後の姿。足枠だけは強度補強のため、金釘を使っていた。それ以外は柱と棚板等との組み込みで強度を持てせた。ただ天井の棚との間に、つっかい棒(突っ支い棒)役の板が仕掛けられていた。柱、棚板

足枠等

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