日別アーカイブ: 2013年5月6日

日本政治の欠陥と三権非分立

金澤 喜平 全くの素人が物申す。

日本の政治制度が議会制に確立して長い年月を経た。明治に始まる『法律』に基づく政治制度。太平洋戦争の敗戦により、新しい『日本国憲法』の下での民主政治が始った。しかしながら、現在の日本の政治制度とその仕組みは新しい『民主主義制度』になったと言えない状況を呈している。いつまでも同じ欠陥が裏表にこびりついて、改革も進展も見られない。

日本政治の欠陥原因 三権分立が制度に生きない仕組みに原因がある。

根本的解決法

『国会』が『立法』に徹する。選挙により選出された国会議員は、日本国民の万民のための制度設計と『法律』作成の能力をその期待される資質とする。国会議員が行政に関わる事を禁止する。

『内閣・行政府』は法律に基づく「行政」に徹する。内閣、行政省庁から『法律』提出権をはぎ取る。日本政治の欠陥は巨大な行政官僚組織が「行政のための法律提出権」を握っている事に原因がある。役人が役得のための法律を作る。そんな制度が政治を規律ある、民主的制度に出来る訳が無い。

行政と立法権が御茶漫才の制度欠陥が『日本政治欠陥』の基である。

最高裁判所の裁判官の三権分立制の基における『司法権と裁判官の独立性の確保』のための身分制度が不断の努力で確保されていなければならない。

道草問答(7)水圧と水頭

水頭と水圧

水の持つ物理は日常に関わりながら、その意味は深く、理解しきれない部分がある。物理学理論は難しい解説が多い。その為理解し難い。水圧を理解すれば、水の姿が見えるだろうと、問答の例題を出した。

『問』図の容器に水を入れた。底に係る水圧はそれぞれ幾らか。大気圧は p0=ρgh=1000×9.8×10.13  = 99.3×10^3 [N/m^2] である。貯水量はW1=W2、W3=1.3W1とする。

『答』水頭H[m]が等しいから、どの水圧も等しい。p1=p2=p3である。

『問』容器の底に係る圧力F[N]は幾らか。

『答』それぞれ水圧と面積の積である。水量W[m^3]には無関係である。それぞれF1=p1a1[N]、 F2=p2a2[N] 、F3= p3a3[N] である。

水 その実相に水の意味を書いたが、冗長過ぎた。水量が水圧に関係ないと言う感覚的に捉えにくい意味を上の『問答』で理解できればと思う。

(2015/10/09)追記。 折角なので、真空の問題を考えて見ましょう。

『問』海底4000mの水圧[ton/㎡]はいくらでしょうか。海水の密度も深い程大きくなる。だから水圧が単純に水深に比例する訳ではないが、その密度は水圧によって圧縮されるから増加するが、それを閑却して大胆に海水密度を海水面と同じ 1[ton/㎥]として考えてみましょう。『答』水深だけからでも、4000[ton/㎡]以上になる。

『問』その海底に1[m^3^]の真空が突然出来た。どんなことが起きるか想像してみましょう。決して人が造れる真空ではありません。唯地球はいとも簡単に造るのです。『答』答えられません。数式で表現できないからです。その訳は地球が地殻変動を起こして、地表面に亀裂を生じると同じく、海底にもいとも簡単に大きな亀裂を生じる訳です。その亀裂の真空体積とその亀裂体積増加速度即ち時間微分量が海底に生じるエネルギーの強度となりましょう。だから海底真空体積と時間との関係に因って衝撃の規模が決まりましょう。だから計算で簡単には示せないと言うことです。道草問答(5)津波と真空破壊力にその関係を示した。訴えたいことは、巨大津波の原因がこの海底に生じる真空亀裂であると言うことである。この見解は専門家の解釈とは異なるようです。