間違いでしょう-温帯低気圧の解説図ー

朝日新聞、2013年4月7日35面の記事。西日本 風速30メートル超の『爆弾低気圧』の特徴 の図説記事に驚いた。

今春の嵐が吹き荒れている。桜咲く穏やかの春なのに、最近の嵐は人の生活が生みだした気象現象ように思う。暖気が上空で、冷気が地上にある。その『爆弾低気圧』の解説記事は間違いでしょう。低気圧は地上の気圧が低下する現象である。地上の温帯性の熱エネルギーを豊富に含んだ気体が上空の広い範囲に広がる冷気に触れて水蒸気が水滴になることで、上空の気体体積が急激に収縮する。その上空の気体収縮により、地上から高温の水蒸気を含んだ気流の上昇を生じ、その結果地上に低気圧が生まれる。その原理は台風と何ら変わりがない。台風は南海の上昇気流が基に成って、日本に移動した場合である。台風と異なるのは、地上の広い範囲の温暖な空気に対して、上空の広い範囲に冷気が流れ込む事が原因である。そこには人の生活のエネルギー消費量の多さが一つの引き金になっているであろう。人の造る異常気象の一つに思える。低気圧は必ず上空の空気の体積収縮が原因となって発生する。新聞記事の解説は間違いである。

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