我々は光によって世界を理解する事が多い。科学論では『光』の解釈が重要な課題になっている。光の速度を『光速度一定』と理解している。光を理解するには、何故一定の光速度であるのかに疑問を抱く。それは、何故生命がDNAで決まるのかの疑問と同じ事かも知れない。
世界は空間が支配し、創造する。光の速度を決めるのは人間でもなければ、科学論でもない。そこに在る「空間」が造り出している。その自然の意味を簡便に表現したのが 色即是空 空即是色 の東洋思想と見たい。『空』は空間で、その極限が真空と看做せよう。『色』はその空間に作り出されて、存在する全ての実在物と看做せよう。光も『色』の一つの実在の姿である。勿論質量と言う姿もその一つの形式の創造物である。
空間を考えると、自然科学・科学技術で真空透磁率 μ_0(=4π×10^-7^)[H/m] 、真空誘電率 ε_0[F/m] が空間と物理単位の関係を定義付ける基に成っている。光の速度もこの二つの定数が規定している。だから、世界は「空間」がすべて支配し、創造していると見る。ここでは数式での解説をしない心算であった。ここに資料を示したいが、自然は『光と舞台空間』に載せた。