我々は何を目指して来たか

日々生存が脅かされる酷暑の中で、過酷な競争社会を強いられている。哲学者チャップリンの未来予想図の中を漂う人達がいる。科学者は、科学の視点で未来予想図を描き出す。経済学者は経済の先行きを的確に予想して、安心できる金融社会の構築をする筈だ。政治に携わる人々は、世界が一部の独裁者に支配されることのないよう、安心して平穏に皆が生活できる社会体制を構築することを使命としている。そんな夢を描いて生活したいのは、望むべくもない事なのだろうか。

何を目指したか酷暑の中で、筆をとって思いを表現してみた。日本と言う国家の中で、世界の許された社会制度の中で国家同士の競争を通して主張し合いながら、世界とともに進んで来た。そこに求めて来たものは何だったのだろうかと不図気になった。これから、我々は何を目指して進もうとしているのだろうかと心配になった。日本はとても小さな領土の国家社会である。それが、第二次大戦後の敗戦の廃墟の中から、経済成長の急激な復興を通して、世界第二の経済大国と言う利益の中で過ごして来た。競争は善なり、と言うが如くに競争の激化を通して何よりも『経済成長』優先の路線を選んで来た。何故、日本が世界の経済大国と言う状況を生みだしたのだろうか。それが良かったのだろうかとても気掛かりである。今振り返ってみた時、未来予想図は誰がどの様に示せるのだろうかととても心配である。

昨年の「東日本大震災」が様々な面で、日本の、世界の本当の姿を曝け出したように思える。生活の規模が拡大したが故に、津波の自然の脅威の下で、瓦礫の山に放り込まれ、生命に易しい自然との共生の意味を失って生きている事を突きつけられているように思える。未来にどんな希望を託せば良いか迷いの中に居るようだ。

真理・真実は余り望まれないようだ。何よりも競争が支配するようだ。今の酷暑は、人間が望んだ経済成長と言うエネルギー大量

消費世界の産物である。そのまま進みたいのだろうか?専門家の方々にお願い、どうか真理と安心の未来予想図を示して下さい。

大切な命、雑草と森林を守りましょう。 この地球星の生命の不思議は尽きない。その全ての基は『水』である。地球の誕生からに思いを馳せれば、最大の謎は「誰が水を創ったか、地上にもたらしたか」であろう。 天然の精水

未来に希望を! この地上で、欲望という魔物に支配されているのは人間だけか。万物の霊長と自己評価する人間の知能を信じられるだろうか。気掛かりが有る。歴史を学んでいるだろうか。古代都市が滅びた原因を、あの巨大な建造物の遺跡に現代の都市の姿を重ね合わせてみたくなる。コンクリートで固め、アスファルトを引き締め、冷房で環境を過熱化し、海水温の過熱を進める事に疑問を持っても、止める意識は働き得ない強い欲望に支配されて進んでゆく。真実は嫌われる。経済成長の名の基に押し流されてゆく。ここに人の『智慧』とやらが見えるだろうか。   『緑とコンクリートの平面比率を 30:70  』の都市義務化基本法に夢を見る。

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