(2011年9月26日追記) 先日、カナヘビの新しい生態・性格(?)に触れたので、記録しておく。盆栽の紅紫檀がお気に入りだ。少し木が夏の日照りで弱まっていたので、他の日陰に移動した。日本カナヘビが枝に居たが、その鉢を動かせば飛んで逃げるだろうと、無視して運んだ。ところが全然気にする様子も無く、じっと動かないで、そのまま平然とこちらを見ている。折角だから、一枚写真に収めた。この写真はGoogle検索では赤ちゃんと間違って表示される。手が無ければ、ニシキヘビの様にも見える。この庭は、管理が悪く雑草や自然の生態を成り行き任せにしてあるので、日本カナヘビが棲みついているのだろうと思う。ずぼらな自分の性格と、自然のままに放置しておきたい気持で、他の人からはだらしなく見えるようだ。小言を言われて、止むを得ず昨日は草取りと、増えた「竜のひげ」を抜き取ってしまった。来年は何処に卵を産むか、あるいは繁殖不能になるか心配でもある。ただ雨蛙や、日本カナヘビが生息できるには、その動物性の食料が維持されなければ、生存は無理である。この庭には、秋の虫の鳴き声が余りしないのは、捕食されてしまうからだろうと思う。人間に管理された、綺麗に見える庭は他の生物にはとても住み難い世界の筈だ。生物多様性と人間の生存環境の問題は、原発廃炉の後処理の困難さと同じく、人間の欲望と生態系全体への意識転換とは、とても世間の経済成長意識との絡みで、本当に難しい現代的命題と思う。こんな狭い庭から世界を論じてはいけないだろうか?
(8月6日追記) 日本カナヘビ赤ちゃん誕生 今赤ちゃんが生まれるのですね。偶然に見かける一瞬の自然。
(8月3日追記)カナヘビの脱皮。当たり前の事かも知れない。カナヘビと言うのだから、生態は蛇と同じ面が多いのだろう。昨日偶然に見かけたので、記録として残しておく。今の夏の時期に、衣替えをすることを知った。日本カナヘビの右の前足の付け根に白い抜け皮を付けているのを見た。数日前に、棘のあるピラカンサの枝やサボテンにまつわる様な様子を見た。それがこの成長に伴う脱皮の為であったのかも知れない。
庭に『日本カナヘビ』が棲みついている。寿命はそんなに長くはないと思う。毎年小さな子供が生まれる。殆ど外部との交流が無いように思う。だから親近交配で生命を繋いでいるようだ。殆どは地面に居るが、結構樹上を巧く住み場所として、素早く動き回る。蛇と同じように。昨日二匹が絡み合っているのを写真に収めた。以前からシャッターチャンスに恵まれないかと思っていた。前に絡み合っているところを目撃したが、一瞬で離れてしまった。だから写真を撮る機会はないと諦めていた。ところが昨日見かけて、ハッとした。傍を通るのに動かない。カメラを持ち出して何枚かを撮った。交尾の写真と思う。事を終わって去って行く。
標題に「竜のひげ」が入っている。爬虫類だから、産卵をするのだろう。2006年6月17日a.m.9:00晴。の記録で撮った写真が有る。盆栽の植え替えをしようと、鉢から竜のひげを取り外したら、その根元に5個の卵が産み付けられていた。その内の3個を映した。長径が1センチほどである。雨蛙と言い、日本カナヘビと言え結構小さな坪庭の中が、不思議な生き物の世界を見せてくれる宇宙と思う。
日本カナヘビは灌木の上に時どき居る。紅紫檀の盆栽で。雨蛙は中々焦点を合わせられない。デジタルカメラの赤外線自動焦点信号を攪乱する。ついでに同じ盆栽の鉢上の2年児らしき雨蛙の忍者振りを参考に。
カナヘビは殆ど問題ない。「雨蛙ー出猩々に忍術ー」
追記(2013/6/21) 今年は春から時どき日本カナヘビをこの庭で見かける。先日は、番いで互いに相手を気にしている様子の素振りを見かけた。竜のヒゲも少し残っていて、環境は保存されているようだ。しかしまだ以前のように、自分への信頼関係は無く、安心し切ったあからさまな生態は見せてくれない。
(2013/07/24) 夕方青紫蘇の葉を摘もうと、庭に出た。足元に生まれたばかりと思うカナヘビの赤ちゃん。