松の葉先に線香花火

何処まで行っても光の不思議の謎は解けない。不思議が重なれば、益々虜となってしまう。光で目覚め、夕闇で夢に紛れる。人も太陽と共に生体リズムを奏でている。この豊かな自然に彩られた地球星に生命の消滅を繰り返してきたのだろう。今人間が我物顔で振舞っているが、いつかは光のように一瞬の線香花火のように消えて行くのである。地球星の生命の華やぎとは裏腹に、太陽が燃え、地球が生きている意味はその絶えず変貌する渦の中に人も生きているのである。地球は生きるには、中心のマグマが燃え続けなければならない。地殻が中心まで燃焼の素を自身で供給し続けている筈である。日本列島は残念ながらその地殻変動の瀬戸際の島であろう。今回の震災もその地球の生きる活動の一環と観なければなるまい。人類の発祥がアフリカと学説では成っているようだ。世界には黄色系のアジア人から白色系、黒色系と様々な人種が生存している。私は『人類発祥アフリカ説』を簡単には信じられない。DNAで黒色系から白色系にどのような筋道で変化するかの説明がなしに、その学説は科学論として受け入れがたいのである。海から人類は生れただろうとは思うが、広大な地域の海から幾つもの道を辿って発祥したと解釈している。松の葉先に光の微かな色模様を見る。まるで線香花火のように一瞬の輝きを心に植え付ける。日本人や東洋人にはその心に『一瞬の儚さ』を慈しむ心情が有るように思う。禪や武士道はその東洋哲学の生活信条であったのだろうと解釈している。私の楽天性がいい加減な生き方にも成っている。松は針葉樹の代表であり、その風格は風雪に耐えた老躯に見事だ。下手な絵筆を気にもしないで恥ずかしげも無くと思う。部屋の小盆栽の松の葉先や風蘭の葉先に水滴が付く事がある。そこに朝日が当たるとその水滴に光の放射散乱が生れる。その微かな光の様相は丁度線香花火のように輝く。線香花火の光の放射状の輝線は火薬が燃焼しながら飛散するので、その軌跡から、光が放射されて人の目に届くのである。光の直線伝播の原理そのものの現象である。しかし、その線香花火に似た松葉の先端からの放射光が何故人の目に見えるかが私には不思議な事なのである。一体その光は、目の錯覚に拠る映像なのかどうかが分からないのである。光が放射状に飛散する様子が見えることの物理的な理屈が理解できないのである。光が直線状に伝播するなら、目に対して垂直に入射する光は見えて当たり前である。横方向に飛散する光が見えるには、その光が空中で飛散途中で分散しなければ、人の目に光が入る訳が無い。そんな極めて単純な疑問なのである。全く議論の余地にもならない、生活の足しにもならない愚問である。こんな詰まらない不思議を追いかける愚かさを感じながらの日常である。『詩心 乗せて・・』90号 色の世界に心を染めて に光の散乱模様を載せた。その様子が左図である。①は一筋の途中から光が分散して見えるのである。②は松葉と同様な、風蘭の先端の水玉の散乱光である。③は時計などのガラスの角に光が当たる時に生じる散乱模様である。これらの全ての散乱光は方向に拠り青から赤までの間の光の色調模様で変化する。これらの光の線は微かで、光量子との比較で何千個分に相当するのかなどと考えてみたくなる程の微かな光なのである。光は見えてもその本質が捉えにくいのは、光速度で伝播する瞬時値を計測できない困難さを永遠に持っているからであろう。この機会に、部屋に差し込む朝日の分散光が襖に描く光模様を示して置こう。丁度これらの光の色の放射分散光が放射状に、線香花火の如く空間に彩られるのである。何故そんな光が見えるかを、どなたか解説頂ければと願うのみである。上の最後の写真はガラスの飾り模型からの放射光が襖に描いた宇宙の如き星空模様を展開している。光の分散の原理はプリズムの解釈に示される筈であるが、物理学は答えられない。何故波長の違いが分散を生むかの説明が出来ないのである。光の空間的瞬時値が捉えられなければ困難である。そんな光の分散で、夏の日本の風物にホタルを重ねてみると、ホタルとプリズムが題材に浮かぶ。

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